取引先のセキュリティー対策に力を入れてきたが、今度は自社で
小島プレスのトラブル後、トヨタは取引先のセキュリティー対策に力を入れてきたが、今度は自社でもシステム障害を発生させてしまった。
今後、自社、取引先を含め、改めて再発防止に取り組んでいくことになるが、今回のトラブルがヒューマンエラーなら、同じようなことは起こり得るということでもある。
システムに詳しいメーカー関係者は「最大の問題は起こったしまった後の対応。バックアップ機がありながら、同一のシステムで作動していたため、同様の障害が発生し切り替えができず、工場の稼動停止に至ったことと説明されており、バックアップ体制の見直しが必要だろう」と指摘している。(ジャーナリスト 済田経夫)