たった47秒で売り切れた!? Coincheck初の「INO」でも話題...ブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt - Wizardry BC -』ってなんだ!【仮想通貨通信vol.19 前編】

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   こんにちは、ブロックチェーン関連の技術やプロジェクトを調査しています、ブロックスタです! 当コラム【仮想通貨通信】では、最先端のちょっととっつきづらかったりする情報をわかりやすくお伝えしていきます!

   さて今回は「たった47秒で売り切れた!? Coincheck初の『INO』でも話題...ブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt - Wizardry BC -』ってなんだ!」というテーマでお送りします。

   ブロックチェーンゲーム『Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト―ウィザードリィBC―)』は、不朽の名作RPGゲーム『Wizardly(ウィザードリィ)』と、ブロックチェーンゲームを掛け合わせたゲームプロジェクト。

   このゲームプロジェクトで使えるNFTを初めて売り出した、NFTのセール「INO(Initial NFT Offering)」が、暗号通貨取引所のCoincheck(コインチェック)で実施され、話題を集めました。

   では、NFTのセール「INO」がなぜここまで注目されたのか。そして今後、どのような展開が待っているのかについて解説していきます。

そもそも「INO」って何?

   INOとは「Initial NFT Offering」の略です。といってもこんな呪文、覚える必要はありません。ざっくり解説すると、「あるNFTの世界初の売出し」を意味します。

   似たような言葉に、IEO(Initial Exchange Offering)などもあります。たとえば最近は、フィナンシェトークンのIEOがありましたよね。

◆参考記事:
仮想通貨による資金調達で話題の「フィナンシェトークン」...今回のIEOに参加すると、利益は見込めるのかどうか?【仮想通貨通信vol.5】

   IEOとINO――よく似た言葉ですが、IEOではフィナンシェトークンのようにコインが売り出されるというもの。これに対して、INOではNFTが売り出されるというものなので、その違いがあります。

   さて、INOを実施する目的としては主に3つが考えられます。

●プロジェクトの開発に必要な資金の調達
●プロジェクトのコミュニティ
●プロジェクトの広報

   このあと詳しく説明しますが、今回のブロックチェーンゲーム「Eternal Crypt - Wizardry BC - 」のINOは、ゲームのプロジェクトで使えるNFTを初めて売り出し、それをゲーム開始前に買ってもらうことが目的。

   なお、今回INOを実施するCoincheckは、IPOやIEOなどと異なり、資金調達的な要素を含まない、と定義しているようです。

   たしかに今回販売されるNFT総額は600万円程度で、ゲーム開発費用には到底足りない額といえます。ですので、開発資金を集めるためというより、「話題作り」「ファン組成」といった目的が大きいように感じます。

   さて、そんな今回のEternal cryptのINO――。

   いったいどんなプロジェクトで、NFT購入者にはどんないいことがあるのでしょうか。

   まずは、どんなプロジェクトなのかについて解説しましょう。

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