【暑さにイライラ】「この暑さいつまで続くんだ」...コントロールできないことに抵抗せず「楽しむ」方法

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   ビジネスパーソンにとって30代、40代は、上司もいて、部下もいて、あるいは周囲の活躍も気になって...という悩み多き世代ではないでしょうか。

   当コラム「その仕事の悩み、こんなふうに考えてみよう。」では、キャリアや生活にまつわる悩みに、組織や人材開発、コーチングに詳しい「ひろ子ママ」が、アドバイスやエールをお送りしていきます。

◆きょうのお悩み

きょうはOさんが、こんな悩みを抱えていらっしゃいました。「悩みというわけではないのですが、毎日の暑さにまいっています。5月から真夏日が出現し、9月になっても30度を超え、10月も例年より平均気温が高い予想なので、いつまで暑さは続くのやら。私は暑さに弱いので、いい加減涼しくなって欲しいなと。誰かが涼しくしてくれるわけでもなく、誰かに怒りをぶつけるわけにもいかず、イライラしてしまいます。自分でコントロールできないことってみんなどう処理しているんですかね」

コントロールできないことは思い切って「手放す」

   生きていると、いろいろな悩みや困りごとが出てくるでしょう。悩みごとに振り回されて疲れていると感じたら、その悩みに対して本当に向き合った方がいいのか、考えてみましょう。

   天気がまさにそうですよね。遠足前だと「てるてる坊主」を作ることくらいはできますが、暑さや天気は人間にはどうしようもないことです。まずは、悩みが自分でコントロールできるか、できないものか分けてみましょう。

●コントロールできること
・早起きができないこと
・怒りっぽい性格
・浪費癖があること
●コントロールできないこと
・気温の暑さ、寒さ
・受け終わった試験の結果
・育った環境
・トラブルや事故に巻き込まれたこと
・他人の気持ち

   上記のような自分でコントロールできないことに振り回されているなと感じたら、「仕方ない」と思って手放してみましょう。

抵抗しないで、暑さを楽しむには?

   しかし、「暑いのは仕方ない」と思っても涼しくなってはくれません。日陰のない場所での太陽の照り返しには「クソっ」と憎しみさえ感じることは、誰にでもあります(笑)。

   余談ですが、江戸時代の人は暑い時期は朝夕の涼しい時間だけ働く人や、なかには「夏に汗水たらして働くなんて野暮!」という人もいたそうです。とはいえ、江戸時代の人のような生活をするのは現代では難しそうなので、少し発想を変えて「暑さに抵抗しない暑さの楽しみ方」を実践してみてはいかがでしょうか。

・暑いからこそたまに感じる風が心地いい
・キンキンと冷やしたビールが美味しい
・たくさん洗濯してもすぐに乾く

   このように、まずは夏だからこそ心地よく感じる出来事を思い出してみましょう。私は夏を少しでも快適に過ごせるように、メントールやミントが入った石けんを購入しました。お風呂上がりはスースーして気持ちいいです。寒い冬に「冷やしシャンプー」を使ったら寒すぎて大変ですし、夏限定の楽しみ方だと思います。

   そのほかに、夏のマイナスを逆手に取ったおもしろい商品もありました。夏は、チョコレートが溶けますよね。そこで、お菓子の明治は「きのこの山」の発展型新商品として、クラッカーだけでできた「チョコぬいじゃった!きのこの山」を発売したんだそうです。

   これこそチョコが溶ける季節だからこそ、の逆転の発想です。暑さに抵抗しないことで、新しい商品が開発されたんでしょうか。

目の前のことに対して「自分がどう感じるか」

   今回は暑さについてでしたが、コントロールできないことに対しては、「仕方ない」と手放すか、その時だからこそできることを見つけて楽しんでみましょう。目の前のことに対して「自分がどう感じるか」によって、自分がコントロールできないことに対しての気持ちも変わるはずです。

   「チョコぬいじゃった!きのこの山」のように、新しい発見があるかもしれません。Oさんも体調管理のための暑さ対策もしつつ、暑さならではの楽しみ方も見つけてみてくださいね。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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