ビジネスパーソンにとって30代、40代は、上司もいて、部下もいて、あるいは周囲の活躍も気になって...という悩み多き世代ではないでしょうか。
当コラム「その仕事の悩み、こんなふうに考えてみよう。」では、キャリアや生活にまつわる悩みに、組織や人材開発、コーチングに詳しい「ひろ子ママ」が、アドバイスやエールをお送りしていきます。
◆きょうのお悩み
きょうはOさんが、こんな悩みを抱えていらっしゃいました。「悩みというわけではないのですが、毎日の暑さにまいっています。5月から真夏日が出現し、9月になっても30度を超え、10月も例年より平均気温が高い予想なので、いつまで暑さは続くのやら。私は暑さに弱いので、いい加減涼しくなって欲しいなと。誰かが涼しくしてくれるわけでもなく、誰かに怒りをぶつけるわけにもいかず、イライラしてしまいます。自分でコントロールできないことってみんなどう処理しているんですかね」
コントロールできないことは思い切って「手放す」
生きていると、いろいろな悩みや困りごとが出てくるでしょう。悩みごとに振り回されて疲れていると感じたら、その悩みに対して本当に向き合った方がいいのか、考えてみましょう。
天気がまさにそうですよね。遠足前だと「てるてる坊主」を作ることくらいはできますが、暑さや天気は人間にはどうしようもないことです。まずは、悩みが自分でコントロールできるか、できないものか分けてみましょう。
●コントロールできること
・早起きができないこと
・怒りっぽい性格
・浪費癖があること
●コントロールできないこと
・気温の暑さ、寒さ
・受け終わった試験の結果
・育った環境
・トラブルや事故に巻き込まれたこと
・他人の気持ち
上記のような自分でコントロールできないことに振り回されているなと感じたら、「仕方ない」と思って手放してみましょう。