航空・ホテルがコロナから復活、出版もWeb活用で軒並み絶好調に
食品メーカーは、コロナ禍での飲食店の需要減少に加え、食品値上げラッシュのダブルパンチを受けているが、就活生の人気は根強い。
ベスト300位の中で、明治グループ(14位)、味の素(23位)、キッコーマン(36位)、ロッテ(41位)、サントリーホールディングス(58位)、カゴメ(66位)、アサヒ飲料(75位)、アサヒビール(57位)などとトップ100までに11社がランクインしている。
コロナ禍から立ち直ったといえば、航空・観光業界も復活した。全日本空輸(85位)や日本航空(90位)がベスト100位に返り咲いている。また、ミリアルリゾートホテルズ(60位)、パレスホテル(81位)、星野リゾート(103位)、帝国ホテル(116位)などのホテルや、JTBグループ(86位)、成田国際空港(228位)など、旅行関連も順調に順位をあげている【図表2】【図表3】。
また、一時期、出版不況などで人気が低迷した出版・新聞・テレビなどのメディアも、インターネット書籍などWebの活用で出版を中心に売上が向上、人気が復活した。集英社(26位)、KADOKAWA(28位)、読売新聞社(35位)、講談社(57位)、新潮社(145位)、朝日新聞社(172位)などが上位に並ぶ。
そして、テレビはフジテレビジョン(121位)、TBSテレビ(127位)、日本テレビ放送網(130位)と、民放各局のほうが、NHK=日本放送協会(135位)より上位に並んでおるのが目につく【図表1】【図表2】【図表3】。やはり、若いが学生にとっても、受信料の問題がNHKに響いているのだろうか?
調査は、2023年3月16日~2023年6月30日、2024年春入社希望の学生で、文化放送キャリアパートナーズ運営の就職サイト「ブンナビ」に登録している会員を対象にWebアンケートを行なった。
対象者は現大学4年生、現大学院2年生で、合計1万4207人(男子6993人、女子7214人/文系1万241人、理系3996人)。対象者1人が最大5票を有し、志望企業を1位から5位まで選択する形式。(福田和郎)