海外自動車メーカー、新規参入は限定的か...「空飛ぶクルマ」などスタートアップ企業の参加も
肝心の自動車メーカーはどうなのか。
前回の東京モーターショーでは海外メーカーの出展がメルセデス・ベンツやルノーなどに限られ、海外勢の関心の低さが目立った。
残念ながら、今回も欧米メーカーはメルセデス・ベンツやBMWなどにとどまるようだ。新たに参加するのは中国のBYDのほか、新興電気自動車(EV)メーカーのEV モーターズ・ジャパンや台湾系のHW ELECTRO(エレクトロ)などに限られるようだ。
このほか、「空飛ぶクルマ」を開発するようなスタートアップ企業も参加するとみられるが、自工会はなぜか明言を避けた。
自工会は新装のジャパンモビリティショーを「自動車業界だけでなく、他産業やスタートアップも多く参加し、生まれ変わったイベントになる」と強調する。だが、今回の記者会見を聞く限り、具体的なイメージはあまり浮かばなかった。
新規参入の代表例が東進ハイスクールというのでは、陸海空のモビリティーからあまりにもかけ離れている。
初開催のジャパンモビリティショーに期待しすぎてもいけないのかもしれないが、乗り物ファンとしてはなんとも心もとない印象を受けた。(ジャーナリスト 岩城諒)