「小顔」の女性は、睡眠時無呼吸症候群の危険が高い!? 「ブレインスリープピロー」発表会見で医師が指摘

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   「脳まで眠る枕」って、いったい何!?

   株式会社ブレインスリープ(東京都千代田区)は2023年9月7日、「ブレインスリープピロー」のリニューアルバージョンを21日に発売すると発表した。

   同社が「脳まで眠る枕」と銘打ち、快眠を追求した枕が「ブレインスリープピロー」だ。開発には「スタンフォード式 最高の睡眠」の著書で知られる医師の西野精治氏が顧問として参加したという。

   この日行われたお披露目イベントには、同社代表取締役の廣田敦氏が登場しあいさつしたほか、続いて始まった開発責任者による説明では、21日に発売される同商品のリニューアルポイントが明かされた。

   それによると、今回のリニューアルでは、枕を構成するポリエチレン繊維の最小線径がさらに細くなったことにより弾力性が向上した。そして、枕の柔らかさを中心部分から外側に向けて落としていくことでスムーズな寝返りを促す機能がアップしたという。なお、予約は7日から始まる。

  • 株式会社「ブレインスリープ」代表取締役の廣田敦氏
    株式会社「ブレインスリープ」代表取締役の廣田敦氏
  • 睡眠時無呼吸症候群について解説した医師の千葉伸太郎氏
    睡眠時無呼吸症候群について解説した医師の千葉伸太郎氏
  • 株式会社「ブレインスリープ」代表取締役の廣田敦氏
  • 睡眠時無呼吸症候群について解説した医師の千葉伸太郎氏

「この女性、危ないかなという方もいる」ご注意を

   イベントでは同商品についての発表に続いて、ゲストとして招かれた医師で太田睡眠科学センター所長の千葉伸太郎氏による、睡眠時無呼吸症候群(SAS)についての解説が行われた。

   千葉氏はSAS患者の喉を写したCTスキャン画像を用いつつ、SASの発生原因が睡眠中に舌が喉に落ち込むことによって発生することを説明した。


ブレインスリープピロー

   あわせて、舌が落ち込みやすい人間の特徴として下あごが短いことを上げつつ、その傾向が顕著に表れた例として、ブラジルで行われた欧米系ブラジル人と日系ブラジル人に対して行ったSASの発症率の比較研究について触れた。

   研究によると、「欧米系」については、SAS発症の主たる要因は肥満であることが判明した。だが、「日系」については、肥満に加えて顔の骨格の小ささから来る下あごの短さも発症の要因であることが示された、と千葉氏は説明した。

   SASは中高年の男性の病気であるとのイメージが強いものの、日本人、なかでも女性は特に骨格が小さいがゆえに、「小顔と呼ばれる方はリスクが高い」という。千葉氏は「あくまでもパッと見の印象」としつつ「この女性、危ないかなという方もいる」とも語ったため、会見場からは驚きの声が上がる一幕もあった。(J-CAST会社ウォッチ編集部 坂下朋永)

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