三菱製紙株が一時5.5%下落、上値が重い展開に 八戸工場ボイラー事故、復旧まで2か月...業績の回復基調に悪材料か

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ペーパーレス化、原材料費高騰、円安...逆風続く製紙業界だが、24年3月期から各社とも業績改善の見込み

   製紙業界は近年、ペーパーレス化という抗いがたい潮流の中で、さらに原材料価格の高騰と円安という逆風に直面し、厳しい経営が続いた。ただ、2023年3月期から顧客への値上げが浸透し、2024年3月期には各社とも業績が改善する見込みだ。

   三菱製紙も2023年3月期の連結最終損益は5億円の赤字だったが、2024年3月期には40億円の黒字に転換する見通しを示している。

   そんな回復途上の三菱製紙に、思わぬ方向から悪材料が噴出した形だ。今後の株価の動向は、事故の業績への影響が大きくかかわってくることになりそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)

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