政府が1兆円を投じるリスキリング支援、働く女性の8割「学び直したい!」意欲満々 でも、実際に取り組む人は2割だけ...その「2つの壁」とは?

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「人生終わりまで一生勉強。学びたいことがあるのは、楽しいこと」

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インターネットを活用する仕事をしたい(写真はイメージ)

   メリットは「わかっちゃいるけど、やれないのです」ということだろうか。いったい、取り組むことができる人と、できない人の違いはどこにあるのだろうか。フリーコメントから探ると――。(カッコ内は年代と、現在の働き方)

   まず、いま取り組んでいる人、あるいは過去に取り組んだ人の意見を見ると――。

「生涯かけて何度でも学べばいいし、何度でも転職すればよいと思います」(40代:フリー/自営業)
「子どもだったときは、当たり前に与えられていたから、学びの大切さに気づいていなかった。そのことを後悔している大人は多いと思う。学び直すのっていい」(40代:パート/アルバイト)
「自分はあまり学んでこなかったし、学校で学んだこともあまり覚えていないので、学び直しではなく初めて学ぶと考えている。これからの仕事に必要があれば学ぼうと思う」(40代:正社員)
「40代後半から50代前半くらいに。柔軟に学び直す機会があれば、長く働く人が増えると考えます。社会経験を積んできた環境の人であれば、学び直す機会を大切に利用すると思います」(50代:今は働いていない)
「いくつからでも、学び直しは興味があればできる」(60代:パート/アルバイト)
「子育て中はかなり厳しいと思いますが、最新の知識や技術を知っておくことは大切だ。人生終わりまで一生勉強。使える時間やお金がある限りは様々なことをインプットしたい」(40代:正社員)
「まだまだ現役でいるために、スキルアップしていきたい」(60代:パート/アルバイト)
「学びたいことがあるというのは楽しいことだと思う。なんの役にも立たないかもしれないけど、知ることによって、見えなかったものが見えるようになったり、挑戦してみたくなったりするかもしれない。ワクワクする機会だと思う」(50代:パート/アルバイト)
「自分自身にも自信が持てて、もっと人のためになる仕事をしたいと思えるから積極的に行いたい」(50代:今は働いていない)

   こういったアツイ気持ちが相次いだ。ただ、

「仕事をやってみて、やりたい事と違ったり、別の事に興味が出てきたりもする。合わないと思う仕事を続けるより、本当にやりたい事が仕事にできるなら理想的」(30代:パート/アルバイト)
「学び直しはとても楽しいですが、子育てと家事をしながらだと、圧倒的に学ぶ時間が足りない。捻出するには睡眠時間を削るしかない」(40代:パート/アルバイト)
「学び直しをして、自分の就きたい仕事の資格を2つとったけれど、現実は厳しく就職には繋がらない」(60代:今は働いていない)

   などと、理想と現実がかならずしも一致しないと訴える意見も目立った。

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