健康意識は、コロナ禍から低下? 電通のウェルネス1万人調査

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「心身ともに健康志向層」健康偏差値が高めの優等生!

   また、生活者を健康意識/行動によるクラスター分析し、「デジタルヘルスケア層」「心身ともに健康志向層」「クラシック健康生活層」「メンタル不安層」「気持ちくらいは前向き層」「健康低関心層」「何もかも無関心層」の7つのタイプに分類。「幸せ度」を調べたところ、「幸せ度」が高いタイプは、「クラシック健康生活層」(70.1点)、「デジタルヘルスケア層」(63.8点)、「心身ともに健康志向層」(63.2点)が当てはまった。

   「健康のための商品」にかけている金額は、「心身ともに健康志向層」が2516円で最も高く、最も低い「何もかも無関心層」(634円)の約4倍にのぼった。【図5参照】

   ちなみに、「何もかも無関心層」の「幸せ度」は47.6点。最も低い「メンタル不安層」の39.9点、「健康低関心層」の47.0点に次いで、3番目に低かった。

図5 生活者の健康意識/行動7タイプの特徴(電通ヘルスケアチーム調べ)
図5 生活者の健康意識/行動7タイプの特徴(電通ヘルスケアチーム調べ)

   「あなたが『食事内容をスマートフォンで記録/管理する』『睡眠の状態をデバイスやスマートフォンで測定/記録する』という行動を続けることができている理由やモチベーション(動機)は何ですか」との問いには、「食事内容の記録/管理」(n=341)については、「自分の身体の健康のため」と答えた人が52.8%と最も高く、次いで「自分の心の健康、平穏のため」が25.8%、「自分の美容のため」の22.3%が続いた。

   同様に、「睡眠の測定/記録」(n=502)も「自分の身体の健康のため」が55.4%で最多。次いで、「自分の心の健康、平穏のため」が28.9%だった。第3位は「病気にならないため(健診などで指摘されているから)」と答えた人が18.1%いた。【図6参照】

※n数は、「食事内容をスマホで記録/管理する」「睡眠の状態をデバイスやスマホで測定/記録する」に、それぞれ「必ず/よく実施している」と回答した人。

図6 食事内容の管理も睡眠の記録も「自分の身体の健康のため」(電通ヘルスケアチーム調べ)
図6 食事内容の管理も睡眠の記録も「自分の身体の健康のため」(電通ヘルスケアチーム調べ)

   なお、調査は全国の20~60代の男女を対象に、生活者の健康意識と行動からヘルスケアの現状を把握し、消費者視点で見た市場ニーズやトレンドを分析することを目的にインターネットで実施した。調査期間は、2023年6月9日~12日。サンプル数は、1万人。

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