入社先でギャップを減らすには? 「良い面だけでなく悪い面も教えてくれる会社を選ぶ」「疑問・不安な点は入社前に必ず確認」
一方で、これまでにギャップが原因で仕事を辞めたことがある人に、その期間を聞いたところ、最多は「1ヵ月以内」で「26%」、次いで「2~3ヵ月以内」が「25%」、「2年以上」は「16%」と続いた。入社3ヵ月以内の離職が多いようだ。
さらに、退職原因別で、入社から退社までの期間を聞くと、「1ヵ月以内」に退職した人では「仕事の内容」にギャップを感じた人が多いことがわかった。一方で、「時給・給与」や「残業時間」を退職理由に挙げる人は、「2年以上」に多かった。
では、ギャップのない就業をするために有効だと思うのはどんなことか。これを聞いたところ、上位は「良い面だけでなく悪い面も教えてくれる会社を選ぶ」が「63%」、「疑問・不安な点は入社前に必ず確認する」は「61%」、「仕事内容や働き方の希望を企業や派遣会社に伝える」が「38%」、「会社口コミサイトを利用する」が「34%」などが続いた。
ちなみに、入社後にわかった嬉しいギャップのエピソードの声も寄せられている。
・事前の職場見学の雰囲気がピリッとしていたが、入ってみたら先輩社員が親身に相談に乗ってくれたり、温かく迎え入れてくれた。(20代/女性)
・「年齢層が上で自分の両親くらいの方が多い」と聞いていたので馴染めるか心配だったが、娘のように可愛がってもらい、大事にしてもらえたのは嬉しいギャップだった。(30代/女性)
・思いの外忙しい部署だったが、その分色々と任せていただけることができ、業務の範囲が増えたことで、多くの経験を積むことができた。(40代/男性)
この調査は2023年7月4日から31日にかけて、『エン派遣』を利用しているユーザー2626人を対象に、インターネットによるアンケートで実施した。