「扶養枠が社会の活力を奪っている。なくせば経済が回る」
一方、「不要だ」という人の意見はこうだ。
「扶養内で働く場合、残業などがあると出勤日の調整をしなければいけなくなり、企業側にも迷惑がかかる。自分でもやり切れない気持ちになったことがあった」(50代:収入制限は気にしない)
「なぜこのような制度ができたのか理解できない。夫、妻ともに制約ができてしまう」(40代:年収130万円や月収8万8000円)
「みんな健康保険や国民年金(社保等)に加入するようにしたほうがいい。不平等だと思う」(50代:年収130万円や月収8万8000円)
「女性は補助的な仕事をすべきである、と考えられているきっかけの1つとなっている」(40代:収入制限は気にしない)
「ずっと気にしていたが、外したほうが思いっきり働けて収入が増えた」(50代:収入制限は気にしない)
「働けない事情がない限り、成人になったら、税収として個人が支払うべきもの」(60代:収入制限は気にしない)
「扶養、扶養と、扶養を盾に仕事をしない、あるいはできない理由にされると気分が悪い。扶養枠の人の時給を低くして、働ける時間を増やせばいい」(50代:収入制限は気にしない)
また、不要だという人の多くが、
「主婦や若者の働く意欲を抑制してしまう。なくなったらもっと社会全体の経済が回ると思う」(40代:年収130万円や月収8万8000円)
といった意見や、
「扶養枠があるせいで、しっかりと働くことへのハードルが高くなる。短時間パートか正社員(契約社員)かの2択しかなくなる。もっと多様性のある働き方を選択する自由があるべき」(50代:年収103万円)
などと、扶養枠が社会の活力を奪っているという見方が目立った。