河川の水害に遭わなくて済む「距離」はどのくらい?
住まいについて、「河川から自宅が何キロメートル離れていれば水害に遭わなくて済むと思いますか」(n=914)と聞いたところ、47.7%の人が「10キロメートル以上」離れていれば、水害に遭わないと思っていることがわかった。次いで、「4~6キロメートル」が26.5%、「1~3キロメートル」の12,3%が続いた。【図10参照】
調査ではさらに、市街地で排水が雨量に追い付かず発生する「内水氾濫による浸水被害が、河川の氾濫による被害より多いことを知っていますか」(n=914)と聞いたところ、50.7%と半数を超える人が「知らない」と答えた。わずかだが、「知っている」(49.3%)と答えた人を上回った。
また、台風や豪雨のときに「住んでいる地域で避難指示が出た場合、速やかに避難しますか」(n=914)と聞いたところ、「速やかに避難する」と答えた人は17.6%で、2割弱にとどまった。
64.4%の人が「様子を見て避難する」と回答し、最も多かった。「できれば避難しない」が12.5%、「避難しない」という人は5.5%で、これらを合わせて8割以上の人が「速やかに避難をしない」ことがわかった。【図11参照】