近鉄百貨店株、8.6%高...最終利益が減益予想から一転、増益見通し 円安を背景に、インバウンドの消費回復で恩恵

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コロナ前に戻りつつある訪日外客数 8月解禁の中国は「伸びしろ」ある

   日本政府観光局(JNTO)が8月16日に発表した7月の訪日外客数は、2019年同月比77.6%の232万人となった。

   コロナ前の8割に迫り、200万人を突破した前月からさらに12%ほど増えた。中国を除いた総数では、2019年同月比103.4%とコロナ前を超えている。

   見方を変えれば、中国はまだ「伸びしろ」がある状態だ。

   そんななかで中国政府は8月10日、日本や米国など世界78か国・地域への団体旅行を約3年半ぶりに解禁しており、中国から世界への旅行者が増える見込み。

   福島第1原発の処理水の問題などもあり、足元で日中関係はやや微妙とはいえ、10月の中国の連休などに相当数の訪日客があることが予想されている。

   近鉄百貨店における消費も期待されており、当面は株価が堅調に推移する可能性がありそうだ。(ジャーナリスト 済田経夫)

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