パウエルFRB議長、9月FOMCで政策金利据え置きの可能性を示唆しているが...(8月28日~9月1日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 もみあいか 目先、米国の金利先高観は後退か

東京外国為替市場見通し(8月28日~9月1日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=144円50銭~147円50銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、もみあいか。

   前週のドル円相場は、ドルが小幅上昇した。週半ばにかけては、米国の利上げ観測が後退し、ドルは一時1ドル=144円台半ばまで下落した。

   だが、週末の「ジャクソンホール会議」でのパウエルFRB議長の講演で、インフレ抑制のために金融引き締め(利上げ)政策を継続する方針が確認されると、ドルは1ドル=146円台半ばまで上昇した。

   今週のドル円相場は、もみあいとなりそうだ。

   ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長の利上げ継続方針は確認されたものの、同時にパウエル議長が次回9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で、政策金利を据え置く可能性があることを示唆したことで、目先、米国の金利先高観は後退するだろう。

   ただ、今週は米国の重要経済指標の発表が相次ぐことから、その結果次第では、再び、インフレ抑制のための利上げ観測が強まる可能性があるため、注意が必要だ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では29日に7月完全失業率、7月有効求人倍率、31日に7月鉱工業生産、7月新設住宅着工統計、9月1日に4-6月期法人企業統計などの発表が予定されている。

   海外では29日に米国の8月消費者信頼感指数、30日に米国の8月ADP雇用統計、米国の4-6月期GDP(国内生産)改定値、31日に中国の8月製造業PMI、米国の7月個人所得、米国の7月個人消費支出、9月1日に米国の8月雇用統計、米国の8月ISM製造業景気指数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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