マツタケのDNA、「全解読」で話題に! でも、大量生産は残念ながらまだ先...それよりも、もっと重要な目標があった!/かずさDNA研究所・研究員 白澤健太氏

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かずさDNA研究所は「科学に貢献する」研究所


実験室の様子。マイクロピペットを握りしめた職員が真剣な眼差しで検体を試験管に注入している

   ゲノム解析をしたとなると、そのデータが知的財産化されたかどうかが気になるところ。しかし、白澤氏によるとゲノム解読の結果は知的財産化されていないという。

――今回の研究はかずさDNA研究所と東京大学が共同で行われましたが、役割分担はどのようにしたのでしょうか?

白澤氏 データ解析は当研究所で行いました。一方、解析に使うマツタケの採取は東京大学が行いました。ちなみに、使われたのは長野県で採取された個体です。

――かずさDNA研究所がマツタケのDNAを解読するということに対して、知的財産権は発生するのでしょうか?

白澤氏 これはですね、発生しないようにしています。ゲノム情報の知的財産化は発表前に行えばできるのですが、当研究所は公益財団法人の研究所ですから、「科学に貢献する」との目標で研究を進めています。ですから、得られたデータは全て公開しております。

――ありがとうございました。

(聞き手・構成/J-CAST 会社ウォッチ編集部 坂下朋永)

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