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夏の体力が落ちた時、「回復メシ」食べたくなる気温...平均33.9度の調査結果! その時、食べたい物...第1位は?

   お盆を過ぎても酷暑が続く日本。みなさんは夏バテ感じていませんか?

   ぐるなび(東京都千代田区)が運営する、ぐるなび会員を対象に、食に関するさまざまな調査を実施する「ぐるなびリサーチ部」は2023年8月22日に発表した。

   ぐるなび会員の1000人が回答した「夏バテ回復メシに関する調査」によると、「夏バテしている」と答えた人の割合は、全体では18.5%だったが、40代女性は29.0%と最も高かった。

   また、暑さが厳しい時に食べたいのは「さっぱり」(60.1%)、「あっさり」(45.7%)、「ピリ辛」(34.9%)、「スパイシー」(33.2%)、「酸っぱい」(31.9%)と続いた。元気を取り戻したい時に食べたいものでは「うなぎ」(45.6%)、「焼肉」(44.%)、「寿司」(32.5%)、「蕎麦、うどん」(24.7%)という結果だった。

  • 暑い夏にはやっぱり!(写真はイメージです)
    暑い夏にはやっぱり!(写真はイメージです)
  • 暑い夏にはやっぱり!(写真はイメージです)

暑さが厳しい時に食べたい味 「さっぱり」60.1%、「あっさり」45.7%、「ピリ辛」34.9%

(ぐるなびリサーチ部の作成)
(ぐるなびリサーチ部の作成)

   暑い日が続く中、夏バテをしているかを聞いたところ、全体では「夏バテ」しているが「18.5%」、「やや夏バテ気味」が「45.0%」で、あわせて「63.5%」の人が夏バテ気味のようだ。

   年代・性別にわけて結果を見ると、30代女性が「夏バテしている」が「20.0%」、「やや夏バテ気味」が「53.0%」で、あわせて「73.0%」。40代女性が「夏バテしている」が「29.0%」、「やや夏バテ気味」が「43.0%」となり、あわせて「72.0%」。仕事にも家庭にも忙しいであろう働き盛りの女性が夏バテを感じやすいのかもしれない。

(ぐるなびリサーチ部の作成)
(ぐるなびリサーチ部の作成)

   続いての質問では、暑さが厳しい時に食べたい味について聞いた。全体では、「さっぱり」が「60.1%」、「あっさり」が「45.7%」、「ピリ辛」が「34.9%」、「スパイシー」が「33.2%」という順になった。

   男女別では、男性は「さっぱり」が「53.6%」、「あっさり」が「41.6%」で上位に。女性でも「さっぱり」が「66.6%」、「あっさり」が「49.8%」で上位に上がった。 ちなみに、「酸っぱい」は男女で好みが違うようで、男性では「23.4%」、女性では「40.4%」となり、女性は「ピリ辛」や「スパイシー」よりも「酸っぱい」を好んでいることがわかる。

元気を取り戻す「回復メシ」は? 「うなぎ」45.6%、「焼肉」44.1%、「寿司」32.5%

(ぐるなびリサーチ部の作成)
(ぐるなびリサーチ部の作成)

   さらに、夏場に体力を回復したい、元気を取り戻したい時に行きたい外食の業態について聞いた。全体では「うなぎ」が「45.6%」、「焼肉」が「44.1%」で僅差となった。以下、「寿司」が「32.5%」、「蕎麦・うどん」が「24.7%」、「カレー」が「23.7%」と続いた。

   年代別でも「うなぎ」と「焼肉」は人気で、年代が上がるごとに「うなぎ」の割合が高く、60代では「53.2%」を占めた。

(ぐるなびリサーチ部の作成)
(ぐるなびリサーチ部の作成)

   また、気温が何度くらいになると回復メシを食べたいか聞いた。最多は「35度」で「30.3%」、次いで「30度」で「15.6%」、「36度」が「9.8%」と続き、推定平均値は「33.9度」となった。

(ぐるなびリサーチ部の作成)
(ぐるなびリサーチ部の作成)

   回答者には、独自の「回復メシ」で暑さを乗り切った経験について聞いたという。寄せられた「回復メシ」のエピソードは、上記のようになった。年齢層が高めの人では「ホルモン鍋」や「サムゲタン」などが上がっている。

   ぐるなび リサーチのグループ長である本間久美子氏は以下のようにコメントを寄せている。

「『観測史上最も暑い月』と評された2023年7月を経て、『夏バテ』を感じている人が全体の6割にのぼることがわかりました。
暑さが厳しいときには『さっぱり』、『あっさり』を好む一方で体力を回復したい時に食べる外食=回復メシでは、スタミナ料理の代名詞ともいえる『鰻』『焼肉』が人気であることもわかりました」

   なお、この調査は2023年8月4日~6日、全国の20代~60代のぐるなび会員1000人にウェブアンケートを行った。