若手ハイキャリア向けスカウト転職サービス「AMBI」を運営するエン・ジャパン株式会社（東京都新宿区）は2023年8月17日に、34歳以下のユーザーを対象に「スタートアップへの転職」について調査を行い、1067人から回答を得た調査結果を発表した。
調査によると、スタートアップ企業への転職について、「積極的に転職したい」は9％、「条件次第では転職したい」が58％で、あわせて67％が転職に前向きだと読み取れた。
一方で、34歳以下が転職の参考にするのは、「口コミサイト」が71％、「企業の採用HPやコーポレートサイト」64％、「企業が運営するSNSやYoutube」33％などがあがった。転職者の知りたい内容の上位には「会社や社員の雰囲気」が上がり、SNSやオウンドメディアを見るのが「時流に合っている感じ」「リアルな雰囲気伝わる」と感じている人が多いようだ。
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スタートアップの転職人気度とは？（写真はイメージです）
スタートアップに転職したい理由 「今後のキャリアアップのための多様な経験」、「先進性・革新性のある事業に携われる」、「早く成長できそう」
（エン・ジャパンの作成）
はじめに、スタートアップ企業への転職について聞くと、「積極的に転職したい」は「9％」、「条件次第では転職したい」が「58％」という回答が得られ、今回の調査ではあわせて67％が転職に前向きだと読みとれた。
（エン・ジャパンの作成）
なお、所属企業規模別に見た場合、「（スタートアップへの転職を）積極的にしたい」のは、「スタートアップ／ベンチャー企業所属」が「19％」と、他よりも突出していた。
（エン・ジャパンの作成）
つづいて、「積極的に転職したい」「条件次第では転職したい」と回答した人に理由を聞いた。トップは「今後のキャリアアップのために多様な経験を積みたいから」で「53％」、「先進性・革新性のある事業に携わることができると思うから」が「41％」、「早く成長できそうなイメージがあるから」は「39％」という結果になった。
（エン・ジャパンの作成）
一方で、スタートアップ企業について「検討はするが、どちらかといえば転職したくない」「転職したくない」とした回答者の理由トップは「企業の将来性が不安だから」で「62％」、次いで、「労働時間が長そうだから」で「41％」、「年収や待遇が下がりそうだから」は「40％」だった。
転職で参考にするのは、「口コミサイト」71％、「企業採用サイトやコーポレートサイト」64％、「企業のSNSやYoutube」33％
（エン・ジャパンの作成）
つぎに、自分に合う企業を判断する際、参考になると思うものを聞くと、「口コミサイト」（71％）、「企業の採用HPやコーポレートサイト」（64％）、「企業が運営するSNSやYoutube」（33％）という結果が出た。
（エン・ジャパンの作成）
引き続き、「参考にしている媒体・ツールを通して詳細を知れると嬉しいものは何か？」と質問すると、「具体的な仕事内容」が「76％」、「給与や昇格イメージ」が「73％」、「会社や社員の雰囲気」が「67％」ということがわかった。
参考にしている媒体の具体的な理由では、以下のの意見が上がっている。
●口コミサイト
・口コミサイトは在籍中の人のコメントや、退職した人がなぜ辞めたかなどが分かるため、合う／合わないかを調べるのに良い。（20代女性／大手企業所属）
・実際に働いている人の声が反映されていて、良い面／悪い面をリアルに感じられるから。（20代女性／スタートアップ企業所属）
●企業の採用HPやコーポレートサイト
・企業のHPや広報活動が、企業理解への一番の近道だと感じている。その上で、SNSやオウンドメディアの活用を積極的に行なっている企業であれば、より考え方の深堀りができるためよく確認している。（30代男性／中小企業所属）
・公式のものを1番に見る。人に伝えたい情報をきちんとまとめられているかも、採用活動の熱量に表れると思うから。（20代女性／大手企業所属）
●企業が運営するSNS
・SNSが普及している時代でそういったツールを活用している企業は、時流に合っているように思うため。（20代男性／中小企業所属）
・コーポレートサイトよりもSNSのほうが、担当者の意向などリアルな職場の雰囲気や空気感が反映されやすいと思うため。（30代女性／中小企業所属）
なお、この調査は、2023年6月15日から30日までの間、「AMBI」を利用する34歳以下のユーザー1067人にインターネットによるアンケートを行った。