裏ワザを網羅?!...ダイヤモンド「手取りを増やす」、東洋経済「インバウンド」、エコノミスト「空き家問題」を特集

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沸騰するインバウンド キーワードは、3つの「R」

   「週刊東洋経済」(2023年8月26日号)の特集は、「沸騰するインバウンド 復活するナイトタイム」。コロナ禍が沈静化し、中国からの団体旅行が8月10日に解禁された。インバウンド再爆発が間違いないという各地をレポートしている。

   最初に登場するのは、インバウンド&ナイトタイムの新たな聖地という「東急歌舞伎町タワー」。東急とグループ会社の東急レクリエーションが、映画館の新宿ミラノ座などの跡地に、地上48階の同タワーを建設、4月にオープンした。

   上層階にはホテル、下層階には、映画館、劇場、ライブホール、レストランなどエンタメ施設が入る。オフィスも物販もなく、外国人が好むような施設が目白押しだ。開場からわずか1カ月で入館者が100万人を超えるなど、滑り出しは順調だという。

   ホテルのインバウンド比率が80%を超え、訪日観光客の支持を集めている。タワー内の施設は、深夜まで営業しているので、「東京の夜は短くて楽しめない」という彼らの不満解消に貢献しているようだ。

   訪日観光客は「買い物」から体験へと目的が変わってきたという。

   キーワードは3つの「R」で表すことができるそうだ。1つ目のRは「Rich」。コロナ禍前の主役だった中国はトップ10圏外に落ち、23年は韓国が最多で台湾や香港のほか、米国やオーストラリアからの観光客の比率が高まっている。世帯年収は、約半数が10万ドル(約1400万円)以上のRichな層だ。

   2つ目のRは「Repeat」。訪日客の3分の2がリピーターで、地方にも足を運び、滞在日数も長期化している。3つ目のRは「Revenge」。リベンジ消費と円安で旅行単価は爆上がりしているという。

   パレスホテル東京は、量より質を追う姿勢を鮮明にし、バトラー(執事)サービスの提供、海外営業専門部署の立ち上げという戦略が成功し、客室単価が10万円を超えたという。

   地方ホテルの挑戦も紹介している。

   「雪国文化」の物語で地域をブランディングした、新潟県南魚沼市の古民家ホテル「ryugon(りゅうごん)」、京都の町家を再現した旅館「京町家 楽遊 堀川五条」、和歌山県の高野山の高級宿坊、恵光山。それぞれリピーターに対応したサービスを提供しているのが特徴だ。

◆外国人の訪日本格化で上がる株は?

   外国人の訪日本格化で上がる株はどれだろう?

   「インバウンド株会社四季報」という企画も、おもしろい。恩恵を受けそうな24銘柄を取り上げている。テーマ「旅」では、ANAホールディングス、東海旅客鉄道(JR東海)など。テーマ「宿」では、星野リゾート・リート投資法人、ビジネスホテル「ドーミーイン」を展開する共立メンテナンスなど。

   それから、テーマ「買い物」では、コメ兵ホールディングス、まんだらけ、ロート製薬など。テーマ「遊び」では、藤田観光、オリエンタルランド、サンリオなどに注目している。

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