コンサル業界は、どんなイメージ? 学生たちへの調査...プラス「優秀な人材多い」「給料高い」、マイナス「ワークライフバランスとれない」「転勤ある」

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   キャムコムグループの株式会社インタツアー(東京都港区)は2023年8月9日、学生にコンサル業界に対する、プラスやマイナスイメージなどを調査した『24・25・26・27卒生対象 業界別イメージ調査 コンサル業界編』を発表した。

   調査結果によると、学生が持つコンサルティング業界のプラスイメージでは「優秀な人材が多い」(46.3%)、「給料が高い」(40.8%)、「若いうちから裁量権がある」(37.7%)、「自分が成長できる」(28.6%)が上がった。

   一方で、コンサル業界でどのような仕事をするイメージがあるかを聞く質問では、「助言・提案・アドバイス」(17.1%)、「人の話を聞く」(15.4%)、「企業経営に関する仕事」(11.2%)などが上がり、漠然としたイメージが持たれていることがわかった。

  • コンサル業界のイメージとは?(写真はイメージです)
    コンサル業界のイメージとは?(写真はイメージです)
  • コンサル業界のイメージとは?(写真はイメージです)

コンサル業界は、スキルアップや成長につながる 「転職に有利」の声も

   この調査は、2023年5月29日から6月9日までの間、2024年卒、25年卒、26年卒、27年卒の大学生を対象に2万705人にウェブでアンケートを実施し、そのうち1085人から有効回答を得た。内訳は24年卒が523人、25年卒が483人、26年卒が75人、27年卒が4人となっている。

(インタツアーの作成)
(インタツアーの作成)

   はじめに、コンサル業界のプラスイメージについて質問した。最多になったのは「優秀な人材が多い」が「46.3%」で、次いで「給料が高い」が「40.8%」、「若いうちから裁量権がある」が「37.7%」、「自分が成長できる」が「28.6%」、「スキルが身につく」が「23.7%」などが上がった。

   一方で、少なかったのは、「伝統的・歴史がある」が「1.5%」、「アットホーム」が「2.9%」などで、いわゆる家族的な職場のイメージは持っていないようだ。

   なお、同社によると、学生から寄せられたコメントには、スキルアップや成長についてのコメントが多かったという。なかには、「転職に有利」といったキャリアに触れたものもあったようだ。

(インタツアーの作成)
(インタツアーの作成)

   続いて、コンサル業界のマイナスイメージについて聞いた。最多は「ワークライフバランスがとれない」で「49.7%」だった。このほか、「全国転勤がある」が「24.3%」、「個人業務が多く、社員同士のかかわりが少ない」が「20.8%」、「福利厚生が充実していない」が「11.7%」、「作業的」が「10.6%」などが上がった。

   一方で、少なかった回答では、「ステータスが低い」は「2.0%」、「スキルが身につかない」は「2.3%」、「給料が少ない」は「2.6%」などだった。

(インタツアーの作成)
(インタツアーの作成)

   つぎに、「コンサル業界ではどのような仕事をするイメージがありますか?」と質問した。すると結果は、「助言・提案・アドバイス」が「17.1%」、「人の話を聞く」が「15.4%」、「企業経営に関する仕事」が「11.2%」、「問題解決・分析」が「9.1%」、「サポート」が「4.9%」となった。

   これに対して、インタツアーでは「顧客企業へのサービス内容はイメージできているようです。しかし、それ以外の具体的な仕事内容の解像度は低く、漠然とした回答が目立ちます」としている。

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