投資経験者の42.7%がテクニカル分析を活用 チャートを重視する人は、投資満足度が高い?

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テクニカル分析を行う人は、短期取引が多い

   さらに、投資における取引スパン(間隔)を、投資家が使用しているテクニカル分析(第1位~第6位)ごとに集計。下の【グラフ5】をみると、テクニカル分析の手法によって取引スパンに差があることがうかがえる。

   テクニカル分析を行う人は短期取引が多い傾向にあるが、なかでも最も多かった具体的な分析手法は「ギャン理論」で、56.4%にのぼった。わずかの差で第2位が「エリオット波動理論」の54.8%、第3位が「ダウ理論」の51.0%となった。

   逆に、短期取引が極端に少なかったのは「移動平均線」(グランビルの法則を含む)で16.6%だった。

グラフ5 短期取引の中で最も多かった分析手法は「ギャン理論」だった(テクニカルブック調べ)
グラフ5 短期取引の中で最も多かった分析手法は「ギャン理論」だった(テクニカルブック調べ)

   テクニカルブックは、

「テクニカル分析を行っている人はポジションの保有期間が短くなり、かつ投資成果に対する満足度が高くなりやすいことが推測できます」

   としている。

   なお、調査は「現在、投資に取り組んでいる」と答えた全国の20歳以上の男女を対象に、2023年6月1日~2日にインターネットで実施した。有効回答者数は、328人(内訳は、20~29歳が66人、30~39歳が66人、40~49歳が65人、50~59歳が65人、60歳以上が66人)。

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