重視するテクニカル分析は「チャートパターン分析」
調査で、「どのようなテクニカル分析を重視しているか、最大5つまで選択してください」(n=140)と聞いたところ、投資家が最も重視しているテクニカル分析は「チャートパターン分析」(ダブルトップ/三尊天井など)で、42.9%を占めたことがわかった。
第2位は「ローソク足分析」(ヒゲ/つつみ足/明けの明星など)の34.3%、第3位は「ダウ理論」の33.6%だった。
上位には、「王道」的な分析手法、分析理論が並ぶ結果となったが、なかでもチャートに現れるパターンから将来の相場推移を予測する「チャートパターン分析」が、2位以下を大きく引き離して1位となった。
テクニカルブックは、
「チャート形状から将来の相場展開を予測する『チャートパターン分析』はシンプルなので、チャートを分析する際に活用しやすい側面があるのかもしれません」
とみている。
さらに、第4位の「エリオット波動理論」と答えた人は30.0%、第5位の「ギャン理論」が27.9%、第6位「移動平均線」(グランビルの法則を含む)の25.7%が続いた。【グラフ3参照】
また、テクニカル分析を「行っている人」と「行っていない人」に分けて、投資の取引スパン(間隔)について、短期取引(数分/数時間)、中期取引(数日/数週間)、長期取引(数か月/数年)別に集計した。
それによると、「テクニカル分析を行っている人」(n=140)は、「短期取引」を行っている人が37.1%、「中期取引」が30.0%、「長期取引」は32.9%。「テクニカル分析を行っていない人」(n=188)をみると、「短期取引」が13.3%、「中期取引」は15.4%、「長期取引」は71.3%となった。【グラフ4参照】
この結果から、テクニカル分析を「行っていない人」の71.3%が「長期取引」を選んで取引していることがうかがえる。