今週は、25日の「ジャクソンホール会議」パウエルFRB議長講演に最大注目 政府・日銀の為替介入への警戒感も高まる(8月21日~8月25日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 もみあいか 先週は、中国の景気減速を懸念で、円安再加速に

東京外国為替市場見通し(8月21日~25日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=144円00銭~146円50銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、もみあいか。

   前週のドル円相場は、ドルが上昇した。日米の金利差を背景としたドル買い・円売りが続き、ドルは一時1ドル=146円台半ばまで上昇した。しかし、中国の景気減速を懸念し、株価が下落すると、ドルは1ドル=145円付近まで下落した。

   今週のドル円相場は、もみあいとなりそうだ。

   日米金利差によるドル買いの動きと、政府・日銀によるドル売り介入への警戒感が綱引き状態となっている。市場では、手掛かり材料が乏しい中で、「ジャクソンホール会議」での25日に予定されているパウエルFRB議長の講演に注目が集まっている。

   ただ、ドル一時1ドル=146円台半ばまで上昇したため、政府・日銀による為替介入に対する警戒感が高まっており、ドルの上値は重くなりそうだ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では25日に東京都区部消費者物価指数などの発表が予定されている。

   海外では22日に米国の7月中古住宅販売件数、23日に米国の7月新築住宅販売件数、24日に米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」(26日まで)などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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