やっぱりメーガン妃が一緒じゃないとダメ?! チャリティー活動でイメージアップのヘンリー王子、単独来日で見えた「意外な弱点」

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   先日、チャリティーイベント出席のために来日していたヘンリー王子が、シンガポールで行われたポロのチャリティー試合に出場して「単独アジアツアー」を締めくくりました。

   メーガン妃を伴わない単独行動に注目が集まりましたが、ふたを開けてみたら「クリーン」で「さわやか」な慈善活動家のイメージを振りまき、まるで英王室時代を彷彿させる数日間となりました。

   イベントの出演は「ノーギャラ」との報道も相まって、「メーガン妃抜き」のイメージアップ作戦は大成功かと思いきや、海外メディアでは「やっぱり、メーガン妃がいないとダメなのか...」との声が。

   ヘンリー王子の「日本に住みたい」発言も、まんざらリップサービスだけではなさそうです。

メーガン妃が横にいないと、ヘンリー王子は「無視される」?!

   王室離脱後、初めての海外ツアーとあって、注目が集まったヘンリー王子の来日。しかもメーガン妃を伴わない単独行動がメディアを沸かせていました。

   東京で開催されたイベントでは「My life is charity - always has been, always will be」(私の人生はチャリティー中心だ、これまでも、これからも)と語るなど、「チャリティー活動家」のイメージを前面に出してきました。

   これまでは、ネットフリックスのドキュメンタリー番組やテレビのインタビュー番組、自叙伝などで王室ネタを「暴露」して巨額の契約金を得るという、一種の「暴露ビジネス」が話題になり、常に「お金」のイメージが付きまとっていましたが、今回のツアーでは「お金」の話題はゼロ!

   さらに、ツアーの終盤にはシンガポールのポロクラブで開催されたチャリティー試合に自ら参加して、さっそうとしたプレーを見せるなど、「クリーン」で「さわやか」な王子の姿が世界中に発信されました。

Prince Harry shows off his polo skills as he raises a million dollars in Singapore
(ヘンリー王子はシンガポールの試合でポロのスキルを披露して、100万ドルの基金を調達した:米WEBメディア)

   ヘンリー王子がプレーする様子を動画で観ましたが、馬を巧みに操りながら果敢にプレーする姿は、確かに王族メンバーそのもの。試合自体は引き分けに終わりましたが、ヘンリー王子は2つのゴールを決めるなど、文字通り大活躍だったようです。

   各国メディアも一様に、ヘンリー王子が「for a noble cause」(崇高な目的)のためにポロの試合に参加したと報道。ネガティブな報道は驚くほど見当たりません。

   真意のほどはわかりませんが、「巨額の契約金のために身内ネタを売る」のはメーガン妃の意向にすぎず、ヘンリー王子は「本当はチャリティー活動をしたい」というイメージを植え付ける戦略だとしたら、大成功だと言えるでしょう。

   ところが、そんなイメージアップ中のヘンリー王子ですが、シンガポールでのある行動から、「やっぱりメーガン妃がいないとダメなのか」と心配する声が上がっていると、一部メディアが伝えています。

Prince Harry 'virtually ignored'
(ヘンリー王子、無視されたも同然:オーストラリアメディア)

Duke of Sussex left 'looking awkward' without Meghan Markle
(ヘンリー王子はメーガン妃がいないと「ぎこちない」:英タブロイド紙)

   物議をかもしているのは、シンガポールでのポロ試合後のヘンリー王子の行動です。

   それは試合終了後、次に何をすればいいのか、どこに行けばいいのかわからなかった王子が一人でたたずむ場面があったり、授賞式で「引き分け」のトロフィーを受け取った王子が、トロフィーを独り占めしてチームメイトたちにシェアしなかったりしたことから、「気まずい雰囲気だった」「王子は孤立していた」と報じられているのです。

   記事のなかで、ボディランゲージの専門家は、「王子は何をしていいかわからず戸惑っていただけ」と当日の様子を分析しています。専門家によると、ヘンリー王子は一人で行動した経験が少なく、常にお付きの人に何でもやってもらえる環境に慣れ過ぎていたため、「自主的に行動するのが苦手」なのだそう。

   さらに、メーガン妃と一緒の時はいつも多くの人に囲まれていて、スタッフなどから行動を指示されることが多いことも、「ぎこちない」行動にいたった要因のようです。皮肉なことに、「王室育ち」故の意外な弱点が露呈したかたちになってしまいました。

海外メディア、ヘンリー王子の「日本に暮らしたい」発言は「リップサービスでない」?

   チャリティー活動家としてのイメージアップ作戦に成功しつつ、「メーガン妃抜き」の単独行動で「ボンボン育ち」が露呈してしまったヘンリー王子。

   来日中、「日本なら幸せに暮らせそうだ」と移住願望(?)をほのめかしたと伝えられていますが、あながちリップサービスではなさそうです。海外メディアは、日本に滞在中のヘンリー王子はとてもリラックスしていたとする、専門家の分析を紹介しています。

   アジアツアーでの王子の様子を観察していたボディランゲージの専門家は、シンガポールでの「ぎこちない様子」とは対照的に、日本でのヘンリー王子は「リラックスして心の底からエンジョイしていた」と分析。

   その理由として、日本では多くのファンに取り囲まれて「adulation」(誇大な賞賛)がおくられていたから、としています。

   結局のところ、ヘンリー王子は「セレブとして注目されることや認知されることが好き」との分析は単純すぎるきらいがあります。が、多くの海外メディアが日本人の英国王室好きや故ダイアナ妃人気に言及していることから、他国と比べて好意的な人に囲まれていたのでしょう。

   日本での生活はヘンリー王子にとって、「パラダイス」なのかもしれません。

   王室復帰のウワサも出ているヘンリー王子。この先、どういった人生を選ぶかわかりませんが、今回の「単独アジアツアー」が一つの判断材料になったことは間違いないでしょう。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「awkward」を使った表現を紹介します。「気まずい」「ぎこちない」といった意味で、ビジネスの場面でも使われる単語です。

The atmosphere in the meeting was a little awkward
(会議は少し気まずい雰囲気だった)

I feel very awkward when I'm joining online meeting
(オンライン会議に参加している時、落ち着かない気分だ)

He's awkward at tennis
(彼はテニスが上手ではない)

   それにしても、ヘンリー王子のポロ試合でのプレーぶりは素晴らしかったです。

   さっそうと馬を乗りこなし、見事なパスワークでゴールを決める姿からは、運動神経の良さが伝わってきます。個人的には、チャリティーイベントでかしこまった発言をするヘンリー王子よりも笑顔でプレーする姿の方が王子らしさを感じました。

   英国王室育ちですから、少々場慣れしていないことくらい、大目に見てあげたいところです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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