海外メディア、ヘンリー王子の「日本に暮らしたい」発言は「リップサービスでない」?
チャリティー活動家としてのイメージアップ作戦に成功しつつ、「メーガン妃抜き」の単独行動で「ボンボン育ち」が露呈してしまったヘンリー王子。
来日中、「日本なら幸せに暮らせそうだ」と移住願望(?)をほのめかしたと伝えられていますが、あながちリップサービスではなさそうです。海外メディアは、日本に滞在中のヘンリー王子はとてもリラックスしていたとする、専門家の分析を紹介しています。
アジアツアーでの王子の様子を観察していたボディランゲージの専門家は、シンガポールでの「ぎこちない様子」とは対照的に、日本でのヘンリー王子は「リラックスして心の底からエンジョイしていた」と分析。
その理由として、日本では多くのファンに取り囲まれて「adulation」(誇大な賞賛)がおくられていたから、としています。
結局のところ、ヘンリー王子は「セレブとして注目されることや認知されることが好き」との分析は単純すぎるきらいがあります。が、多くの海外メディアが日本人の英国王室好きや故ダイアナ妃人気に言及していることから、他国と比べて好意的な人に囲まれていたのでしょう。
日本での生活はヘンリー王子にとって、「パラダイス」なのかもしれません。
王室復帰のウワサも出ているヘンリー王子。この先、どういった人生を選ぶかわかりませんが、今回の「単独アジアツアー」が一つの判断材料になったことは間違いないでしょう。
それでは、「今週のニュースな英語」は、「awkward」を使った表現を紹介します。「気まずい」「ぎこちない」といった意味で、ビジネスの場面でも使われる単語です。
The atmosphere in the meeting was a little awkward
(会議は少し気まずい雰囲気だった)
I feel very awkward when I'm joining online meeting
(オンライン会議に参加している時、落ち着かない気分だ)
He's awkward at tennis
(彼はテニスが上手ではない)
それにしても、ヘンリー王子のポロ試合でのプレーぶりは素晴らしかったです。
さっそうと馬を乗りこなし、見事なパスワークでゴールを決める姿からは、運動神経の良さが伝わってきます。個人的には、チャリティーイベントでかしこまった発言をするヘンリー王子よりも笑顔でプレーする姿の方が王子らしさを感じました。
英国王室育ちですから、少々場慣れしていないことくらい、大目に見てあげたいところです。(井津川倫子)