「経営資源をバッテリーEVに集中」スバル、2030年に世界販売60万台をバッテリー電気自動車に 水平対向エンジン亡き後のスバルどうなる?

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現在、スバルのBEVは「ソルテラ」のみ 2030年までに8車種に増やす...これは、全車種でBEV化ということ?

   それは大手メーカーとの比較でわかる。

   たとえば、トヨタ自動車は2026年までに10車種のBEVを投入し、年間150万台販売する計画を2023年4月に発表している。

   トヨタは2030年までに年間350万台のBEVを販売すると発表していたが、「全方位戦略のトヨタはBEVに後ろ向き」とのイメージを払しょくするため計画を前倒しした。

   トヨタの年間の世界販売は約1000万台なので、年間150万台なら15%、同350万台でも35%にとどまる。スバルとトヨタでは規模が異なるので単純比較はできないが、BEVで世界販売の50%を目指すというスバルの目標は日本メーカーとしては高い。

   現在、スバルが販売するBEVは、トヨタと共同開発した「ソルテラ」しかない。これを2030年までに8車種に増やすということは、スバルの規模から考えると、全車種をBEV化するに等しい。

   2030年の世界販売120万台のうち、半数の60万台がBEVになったとして、残る60万台は水平対向エンジンを積んだガソリン車か、同エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドカーとなる。

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