投資家の目は、相場全体へ...日米のインフレ状況と、金融政策の動きに警戒(8月14日~8月18日)【株と為替 今週のねらい目】

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外国為替市場 ルの上値が重い展開か 米国の利上げ観測が強まり、ドル高・円安が進んでいるが...

東京外国為替市場見通し(8月14日~18日)
ドル・円予想レンジ:1ドル=142円00銭~146円50銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルの上値が重い展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが上昇した。米国の経済指標の結果を背景に、米国の長期金利に対する先高観が強まり、追加利上げ観測が強まったことで、ドルは一時1ドル=145円まで上昇した。

   今週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開となりそうだ。

   米国の7月消費者物価指数や7月生産者物価指数などの結果を受け、米国の利上げ観測が強まったことで、リスク選好のドル買いからドル高・円安が進んでいる。そのなかで、1ドル=145円台にドルが上昇してくれば、政府・日銀によるドル売り・円買いの為替介入に対する警戒感が高まり、ドルの上値は重くなるだろう。

   ドル高基調の変化はないものの、瀬踏みをするような慎重なドル高の動きとなりそうだ。

◆国内外、今週発表予定の経済指標は?

   経済指標は、国内では15日に4-6月期GDP(国内総生産)速報値、17日に6月機械受注、7月貿易統計、18日に7月全国消費者物価指数などの発表が予定されている。

   海外では15日に中国の7月鉱工業生産、中国の7月小売売上高、米国の7月小売売上高、16日に米国の7月鉱工業生産、米国の7月住宅着工件数、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録(7月25、26日開催分)などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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