マック、ガスト、スシロー...「地域価格設定」広がる デフレ経済からの脱却につながるか?

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全国一律価格が「当たり前」だったが、この1~2年で状況変わる

   マクドナルドに限らず、外食のチェーンはこれまで、全国一律の価格を設定するのが当たり前だった。

   どんな地域でも同じ価格だということが、消費者にとっては安心材料でもあったが、この1~2年で状況が変わってきている。

   すかいらーくHDは2022年7月から、グループ傘下のファミリーレストラン「ガスト」と中華レストラン「バーミヤン」で地域別に異なる価格設定の導入を始めた。

   ガストは現在、「超都心」と「都市部」、「地方都市」と三つのカテゴリーに分けて、それぞれ異なった価格をつけている。看板商品である「チーズINハンバーグ」では、「地方都市」は769円だが、「都市部」は824円、「超都心」は879円で、最大で110円の差をつけている。

   バーミヤンは東京都や神奈川県などの「関東圏」と「その他の地域」の二つの区分を作り、異なる価格を設定している。

   大手回転ずしチェーンでも同じような動きが出ており、スシローでは2022年10月から、「都市型」と「準都市型」「郊外型」と三つの区分を作り、価格設定を変えている。

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