よくわからない疲れ、ありませんか?
ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)と天使の眠りソマンジュ(東京都豊島区)は2023年8月3日に全国の男女500人を対象とした「よくわからない疲れに関する意識調査」をランキング化して発表した。
調査によると、よくわからない疲れを感じる人はなんと、95%にのぼっている。疲れの症状としては「体のだるさ」(171人)や「頭痛・頭が重い」(135人)、「眠りの質が落ちる」(121人)といった声が上がっている。
そうした疲れの原因だと思うことを聞いた質問では「ストレス・精神的な疲れ」(237人)、「睡眠・休息の不足」(111人)、「気候・天候の変化」(54人)などがあがった
調査元では「疲れは『肉体的なもの』『精神的なもの』『神経が原因のもの』に分けられます。原因を考えてみて、『睡眠をとる』『気分転換する』などの対策をしてみましょう」と呼び掛けている。
よくわからない疲れを感じる95% 症状は「頭痛」、「だるさ」、「イライラ」
はじめに「よくわからない疲れを感じることがあるか?」と質問した。その結果、「頻繁にある」と答えた人は「33.0%」、「たまにある」の人は「62.0%」、「あまりない」は「3.2%」、「ほとんどない」が「1.8%」となった。
「頻繁にある」と「たまにある」の回答者をあわせると、「95.0%」の人が疲れを感じていることがわかる。
続いて、どういう症状があるかを聞くと、最多は「身体のだるさ」が171人。「身体が全体的に重い(27歳 女性)」「倦怠感があり、だるい感じがする(40歳 男性)」という声が集まっている。
つぎに、「頭痛・頭が重い」が135人。「頭痛、とくに後頭部の痛みです(44歳 男性)」「額のあたりが気持ち悪くなる(50歳 女性)」。こうなると、仕事や家事にも支障が出そうだ。
また、「眠りの質が落ちる」は121人。「眠たいけどなかなか眠れない(41歳 男性)」「なかなか眠れない、寝てもすぐ目が覚めてしまう(54歳 女性)」という声が集まっている。調査元では「身体的・精神的なストレスがあり疲れていると、緊張や興奮で夜になってもなかなか寝つけないことがある」としており、注意が必要だ。
さらに、「集中力が低下する」は113人が回答した。「よくわからない疲れが出ているときは、趣味の小説を読んでいても、文字が言葉として頭に入ってきません(28歳 女性)」「大事なことになかなか集中できない(38歳 男性)」との意見が上がっている。
5位には「イライラする」と112人が答えた。「些細なことにイライラする(27歳 女性)」「無性にイライラしてしまう(36歳 男性)」という声が上がっている。
よくわからない疲れの原因に「ストレス・精神的な疲れ」、「睡眠不足」、「気候病」
つづいて、「よくわからない疲れの原因だと思うこと」を聞くと、1位は「ストレス・精神的な疲れ」が237人、2位が「睡眠・休息の不足」が111人、3位が「気候・天候の変化」は54人がそれぞれ回答した。
自由回答では、こんな意見が集まっている。
●1位 ストレス・精神的な疲れ ・小さなストレスの積み重ね(21歳 女性) ・仕事のストレスがメインだと思う。とく週初めは症状が出やすい(37歳 男性) ・仕事と家事育児のストレス(44歳 女性)
●2位 睡眠・休息の不足 ・夜更かしをよくすること(23歳 男性) ・きちんとした睡眠を取れていないこと(40歳 女性) ・睡眠不足が一番の原因と考えています(65歳 女性)
●3位 気候・天候の変化 ・季節の変わり目の気温や湿度の変化が多いときに起こるような気がする(27歳 女性) ・気圧の変化だと思います(31歳 男性) ・季節の変わり目で気候が目まぐるしく変化するときに、体の調節機能がスムーズに働かないからではないかと思っています(53歳 女性)
最後に、こうした「よくわからない疲れの解消方法」を聞いた。1位は「睡眠・休息をとる」が231人。次いで、2位は「体を動かす」で147人、3位は「栄養に気を配る」で77人が回答した。
この調査結果に対して、調査元では、次のようにコメントしている。
「よくわからない疲れに悩む人は少なくありません。疲れから頭痛やだるさなどを感じ、日常生活や仕事にやる気が出ないなどの支障をきたしている人もいました」 「疲れは『肉体的なもの』『精神的なもの』『神経が原因のもの』に分けられます。原因を考えてみて、『睡眠をとる』『気分転換する』などの対策をしてみましょう」 「なお睡眠や食生活は疲労予防や疲労回復に重要ですが、『ただ寝ればいい』『ただ食べればいい』というわけではありません。睡眠の質や消化吸収の効率をあげるために、『入眠前の過ごし方』『食事の摂り方』にも気を配りましょう」
なお、この調査は、2023年6月27日におこなわれ、全国の男女500人(女性340人/男性160人)を対象にインターネットで任意回答を得た。なお、年代は10代が「0.6%」、20代が「15.6%」、30代が「41.8%」、40代が「26.2%」、50代が「10.8%」、60代以上は「5.0%」となった。