ミドル転職、成功の秘訣は? 企業が重視するのは「専門職種の知識・経験」、面接官に好印象与えるのは「転職理由と行動に整合性」

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面接官に好印象を与える行動 トップは「転職理由と行動に整合性がある」79%

ミドルの面接において、面接官に好印象を与える求職者の行動を教えてください。(エン・ジャパンの作成)
ミドルの面接において、面接官に好印象を与える求職者の行動を教えてください。(エン・ジャパンの作成)

   つぎに、面接官に好印象を与える行動を聞いた。トップは「転職理由と行動に整合性がある」が「79%」。次いで、「応募先企業への理解が深い」が「69%」、「明るい話し方や表情」は「56%」、「謙虚な受け答え」は「42%」という結果だった。

面接での高い評価が及ぼす、内定獲得以外の好影響について教えてください。(エン・ジャパンの作成)
面接での高い評価が及ぼす、内定獲得以外の好影響について教えてください。(エン・ジャパンの作成)

   また、転職時の態度での評価による内定獲得以外の好影響について質問すると、「給与交渉がしやすくない」(61%)、「入社後、組織になじみやすい」(42%)、「当初の想定範囲を超えた給与が提示される」(41%)となった。

   良い評価を得た行動についての自由回答では、

・即戦力で活躍できる専門性を有していることももちろん重要ではあるが、それ以上に、分からないことは分からないと言えたり、できないことをキャッチアップしようとする姿勢がある人は高く評価されている。
・転職先のことをよく調べた上で、自身の転職理由・キャリアビジョンに合致しているのかを見極めるような、意図をもった逆質問ができる人が評価されている。
・社長や役員陣との面談の際は、サービスや店舗を見たうえで「自分だったらどうするか」「どのような課題がありそうか」を入念に調べた上でお話される方は良い印象を与える場合が多い。

   といった意見があがっている。

ミドルの面接において、求職者がやってしまいがちな悪印象を与える行動を教えてください。(エン・ジャパンの作成)
ミドルの面接において、求職者がやってしまいがちな悪印象を与える行動を教えてください。(エン・ジャパンの作成)

   さらに求職者のやってしまいがちな失敗を聞いた。トップ3は「応募先企業の理解不足」(67%)、「ネガティブな転職理由」(61%)、「現職(前職)企業の批判」(49%)だった。

   最後に、ミドルの求職者が転職を成功させるために必要なアドバイスとして、次のようなコメントが寄せられている。

・事前に調べられることはしっかり調べた上で、逆質問の中で積極的なコミュニケーションを取ることにより、企業理解が更に深まり、会社の雰囲気や最終の入社意思を固めるポイントになる。逆質問の時間は、面接の中で候補者の方が主導権をもつタイミングのため、その際にいかに自身のことを知っていただくかが重要である
・自身の業務の棚卸しにあたり、プレイヤーとして、管理職としてできること、自身が介在したことで生まれた成果・価値などを意識した上で、新しい環境においてもパフォーマンスをあげられる人材であることをエピソードベースで伝えられると、説得力が増す。これまでの経験を、企業サイドから見て理解しやすいようにかみ砕いてあげることで、入社後の評価含めて、より良い立場で過ごせるようになると思う
・面接では本音と建て前を使い分けると良いという話を良くが、背伸びして入社した場合にその後のギャップに苦しみ、早期退職に繋がるケースも一定数ある。そのため、面接での質疑応答などは取り繕わず、素直に対応し双方にギャップの無い形を作られるほうが、長期的なキャリア形成ができると思う
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