逆に「趣味家事、特技家事」の男性を求めて、仕事に専念したい女性もいるはず
――川上さんなら、ズバリ、「趣味家事、特技家事」の女性と結婚したいと望む男性にどうアドバイスをしますか。どうすれば、彼は理想の女性と結婚できるでしょうか。
川上敬太郎さん「世の中のどこかには、きっと投稿者さんが理想とするような365日『趣味家事、特技家事』を貫ける女性がいるのではないでしょうか。ただ、仮にそんな女性と巡り合えたとしても、その女性が投稿者さんを結婚相手として選ぶかどうかはわかりません。
また、男性である投稿者さんが365日『趣味家事、特技家事』を貫ける女性を求めているように、『趣味家事、特技家事』の男性を求めて仕事に専念したい女性もいると思います。もし投稿者さんが、『そんな男性は世の中にいないだろう』と思うとしたら、その印象がそのまま、いま回答者から見えている投稿者さんご自身の姿です。
かつて、男性が働き、女性は家庭を守るという図式が一般化していたのは、男性は働くことが好きで、女性は家庭を守ることが好きだからではありません。世の中の価値観に合わせていただけです。
現実は、家庭を守るよりも働きたいと考えている女性がたくさんいます。一方で、家庭を守るほうがいいと考える男性もいます。女性だから『趣味家事、特技家事』の人がきっと見つかるだろうと考えているとしたら、現実と大きなギャップがあり、理想のお相手を見つけるのに想像以上に苦労されるのではないでしょうか」