イマドキ「家事が趣味の女性と結婚したい」ってアリ? 男性公務員の投稿が大炎上!「ママと結婚しなさい」「家政婦を雇ったら?」...専門家に聞いた(2)

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「みそ汁の匂いで目覚めるというイメージは、温かい家庭を象徴するワンシーン」

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夫に料理を作ってほしい女性もいる(写真はイメージ)

――男性の追加のカキコミが、さらなる大バッシングを招いた側面もあります。専業主婦だった自分の母親を引き合いに出したり、婚活で得意料理を聞いても答えられなかったパート女性に対して、「私は父親ではないので、そういう方を養うつもりはない」と書いたりしたため、「あなたはお母さんを求めている」「母親世代の方と結婚してはいかが」という痛烈な批判につながっていました。

川上敬太郎さん「かつての日本では専業主婦世帯の方が多かったことを踏まえて、皮肉を込めて『母親世代と結婚してはいかが』といった回答をされているのではないかと思います。
ただ、実際に母親世代に、本当に心から家事が趣味と言えるほど好きな女性が多かったのかどうかは別です。あくまでもその時代の価値観に合わせていただけであり、必ずしも家事が好きで趣味だから専業主婦になっていたとは限らないのではないでしょうか」

――そういえば、回答者の意見の中に、30年前に「みそ汁の匂いで目覚めたい」と言った男性がおり、「今、こういうタイプは、結婚は無理」と思ったという話が出てきます。
しかし、昭和の独身男性の中には、先輩の家に泊まり、朝、奥さんが作るみそ汁をすすって、「ああ、早く結婚したい!」としみじみ思った人が多かったことは事実ですが、こういうことはもう許されないのでしょうか?

川上敬太郎さん「みそ汁の匂いで目覚めるというイメージは、温かい家庭を象徴するワンシーンなのだと思います。それもまた、あくまで個々の志向であり、そんな願望を持つ自由もあれば、それを否定する自由もあるのではないでしょうか。
朝、トントンと心地よい包丁の音と、みそ汁の香りの中で目覚めるというシーンに憧れる気持ちは私もよくわかります。ただ、いま私(川上敬太郎さん)は兼業主夫なので、自分がみそ汁を作る側です。でも、作る側から見えるそんな景色もまた、いいものだなと思っています(笑)」
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