「キャリアチェンジで実現したいこと」&「キャリアアップで実現したいこと」...それぞれの違いは?
経験業種・職種と異なる仕事に挑戦する「キャリアチェンジ」を通じて実現したいことを聞いた。すると、社会人経験3年以上の「ヤングキャリア」と、社会人経験3年未満の「第二新卒」では異なる結果となった。
ヤングキャリアは、「給与・年収を上げたい」が「61.7%」で最多。次いで、「興味を持っていた仕事に挑戦したい」が「58.3%」、「残業時間や休日のとりやすさなど、労働条件を改善したい」の「53.0%」が続いた。
他方、第二新卒は「興味を持っていた仕事に挑戦したい」と「残業時間や休日のとりやすさなど、労働条件を改善したい」が同率で「57.1%」で最多となった。このほか、「専門知識やスキルを身につけたい」(49.4%)が続いた。
一方で、「キャリアアップ」で実現したいことについても聞いた。すると、ヤングキャリアは「給与・年収をアップさせたい」が「64.7%」で最多となった。次いで、「より高いポジションにつきたい」が「36.8%」、「興味のある業界・商品に携わりたい」が「29.4%」となった。
社会人経験3年未満の「第二新卒」の場合では、「より高いポジションに就きたい」が「54.5%」に。次いで、「給与・年収をアップさせたい」が「45.5%」、「大手・人気企業に転職したい」が「28.8%」となった。
調査の担当者は、以下のように総括している。
「転職において、『キャリアアップ』よりも、経験業種・職種とは異なる仕事に挑戦する『キャリアチェンジ』を希望する20代が多いことが明らかになりました。
社会人経験3年以上の『ヤングキャリア』は、約半数が『キャリアチェンジ』を希望。社会人経験3年未満の第二新卒は、『キャリアチェンジ』を希望する人が6割を超えました。
『キャリアチェンジ』を通じて実現したいことは、ヤングキャリアと第二新卒で異なる結果となりました。
ヤングキャリアは、『給与・年収を上げたい』が最多。業種や職種を変えることで年収を上げたいという意向がうかがえます。
一方、第二新卒は『興味を持っていた仕事に挑戦したい』、『残業時間や休日のとりやすさなど、労働条件を改善したい』が、同割合で最多となっています」
なお、この調査は2023年7月3日から16日までの間、学情の運営する20代専門の転職サイト「Re就活」に来訪者した20代社会人にインターネットアンケートをおこなった。有効回答数は、466人。