過干渉過ぎる上司と円滑に仕事をする方法
上司のマイクロマネジメントを改善する方法もありますが、今回はマイクロマネジメントを受ける部下側の立場でできることを考えてみましょう。
(1)自分に落ち度がないか考えてみる
過干渉過ぎると感じる上司だとしても、普段は「マイクロマネジメント」をしていない場合もあります。
あるBさんの例を出すと、「期限までに提出物を出さない」「1日のルーティン業務を完了させていない」――このような行動が続き信用を失い、上司はBさんの行動を細かくチェックするようになりました。
「何も言わなくてもやるのが当たり前」と放っておいても、Bさんはやってくれないので上司は「チェックするしかない」という状態になってしまったのです。
Iさんは今の部署に異動してきてから、「書類の提出期限に遅れたり」「商談に遅刻したり」など何か注意されたことはありませんか。
「実は異動してきてすぐ、期限までに資料作成が間に合わなかったことがあります。」(Iさん)
もしかしたら、その他にも仕事にミスがなかったか、など思い返してみてください。ミスが続いていない状態だとしても、今はまだ上司からの信用を得られていない状態かと思われるので、まずは信頼を得るために求められている結果を出していきましょう。
(2)先手をうつ
チェックされるのが嫌だったら、先に自分から報告してしまいましょう。「○日の○時にチェックしてください」と先に伝えてしまうのです。
ポイントは、チェック日を締め切りギリギリに設定するのではなく、途中経過の報告に合わせて早めに設定しておくと上司も安心できます。締め切り間際になって、全く方向性の異なる完成品を見せられても、修正が間に合いませんからね。