私たちはエネルギーに囲まれている
じつは、筆者である私もカイロプラクティックの世話になっており、仕事帰りやジム帰りによく施術を受けていた。「気を整える」「気の巡り」という言葉を耳にすることは多いが、三上さんはこれらの「気」の流れを、エネルギーと表現している。
エネルギーは私たちの目には見えない。しかし、元気な人を見れば「あの人はエネルギッシュだな」と思ったり、ひどく疲れているときは「もうエネルギー切れだ」と感じたりするような経験は誰にでもあるはずだ。
エネルギーは、目に見えるものではないが、誰しもエネルギーが自分の中に存在していることを感覚的、体験的に知っている、と三上さんは言う。
「今いる空間、身に着けている衣類や装飾品、隣で仕事をしている人、ついさっき届いたメールの内容...実はそのすべてのエネルギーから私たちは何かしらの影響を受けているのです。家に帰り、パジャマやスエットを着るとゆったりとした気持ちになる一方、朝を迎えてスーツや仕事着に着替えるとシャキッとした気持ちになりますよね」(三上さん)
人は自らの意思だけで動いているのではなく、周囲の人やモノからエネルギーの影響を受けている、ということになる。