ホリエモンが予測した10年後のニッポン

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「あらゆる局面でパラダイムシフトが起きる。本質を見抜け」

   そして、エリートは大企業に、野心的な人材はスタートアップなどのベンチャー企業に、それ以外の人は「せどり」などのミクロな起業に乗り出し、近い将来、日本の産業はそうして三極化すると見ている。

   ガラケーで起きた惨劇は自動車産業で繰り返されるという恐ろしい予測も。EV(電気自動車)の登場により、テスラがトヨタ自動車を王者の座から引きずり下ろすという未来を予測している。

   現在、トヨタの業績は絶好調だ。すぐに経営が傾くことはなし。「でも、じわじわ弱っていく。このままなら10年後、いまのトヨタの姿はないだろう」。

   このほかにも、「ジャパニーズコンテンツが韓流に勝つ」「廃れるメタバース」「人工の太陽=核融合がいよいよ稼働する」「宇宙にある低軌道衛星によって、通信の破壊的革命が起きる」など、興味深い予測をしている。

   ChatGPTなどテクノロジーがもたらす変化を、「怖い」と取るか、「楽しみ」と取るか、まずは未来を知ることが大切だ、と警告している。

   堀江さんの「あらゆる局面でパラダイムシフトが起きる。本質を見抜け」という言葉を肝に銘じたい。(渡辺淳悦)

「2035 10年後のニッポン」
堀江貴文著
徳間書店
1540円(税込)

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