「働く女性」夏のボーナスはどれくらい? 理想の夏のボーナスは、平均55.7万円というけれど?!

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   女性ビジネスパーソンのン「夏のボーナス」事情とは?

   転職サイト「女の転職type」を運営するキャリアデザインセンター(東京都港区)は2023年7月27日に女性432人を対象にした「夏のボーナス」についてアンケートを行った。

   調査によると、「就業中の人すべて」(正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト・パート、フリーランス、その他含む)の平均額は30.0万円、「正社員・契約社員のみ」の平均額は30.8万円だという。

   この金額に対して、「就業中の人すべて」では「不満がある人」(やや不満:15.8%、かなり不満足:46.7%)は62.5%。「正社員・契約社員のみ」では「不満がある人」(やや不満:22.3%、かなり不満:44.7%)は67.0%と、「不満」が優勢の様子。理想の夏のボーナスである平均55.7万円までは少し離れているようだ。

  • 夏のボーナスはおいくら?(写真はイメージです)
    夏のボーナスはおいくら?(写真はイメージです)
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夏のボーナスの満足度...「不満足」62.5%、「満足」11.1%

   この調査は、2023年7月6日から17日まで、「女の転職type」の会員432人を対象にWeb上でのアンケートを行った。なお、アンケート中の「就業中の人すべて」には正社員、契約社員、派遣社員、アルバイト・パート、フリーランス、その他が含まれる。

(女の転職typeの作成)
(女の転職typeの作成)

   はじめに、2023年の夏のボーナスを聞くと、「就業中の人すべて」では、最多は「0(なし)」で「57.8%」になった。一方で、「正社員・契約社員」の結果でも「0(なし)」が最多の「39.3%」となっている。

   支給された人の平均額は「就業中の人すべて」は30.0万円で、「正社員・契約社員」は30.8万円という結果になった。

(女の転職typeの作成)
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   2つ目の質問では、夏のボーナスに対する満足度を聞いた。「就業中すべて」では「かなり不満足」が最多で「46.7%」となった。次点で「わからない」が「26.5%」、「やや不満足」は「15.8%」となった。「満足」している人は少ないようで、「かなり満足」(1.3%)と「やや満足」をあわせても、「11.1%」となった。

   「正社員・契約社員」では、「かなり不満足」が「44.7%」、「やや不満足」が「22.3%」、「わからない」が「17.2%」という結果になった。「かなり満足」(1.9%)と「やや満足」(14.0%)をあわせると「15.9%」になった。

   ちなみに、前年(2022年)の夏のボーナスについても聞いている。それによると、「就業中の人すべて」では、「0(なし)」が「56.2%」が最多で、支給された人の平均金額は28.8万円だった。

   かたや、「正社員・契約社員」の結果では、前年(2022年)で「0(なし)」は「38.9%」。今年(2023年)の「0(なし)」は39.3%だったから、ボーナスが支給されていない人が微増したかっこうだ。

   なお、「正社員・契約社員」で支給された人の平均金額は、前年(2022年)の29.5万円から、今年(2023年)は30.8万円と微増した。

働く女性の理想の夏のボーナス、平均55.7万円 使い道1位は「貯金」

(女の転職typeの作成)
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   ところで、2022年夏と2023年夏のボーナスの「金額差」にはどんな要因があるのだろうか。金額差のあった人にその理由を聞くと、「わからない」が最多で「32.1%」。次いで「会社の業績」が「22.1%」、「転職」が「19.6%」、「退職」が「15.4%」という結果だった。

(女の転職typeの作成)
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   続いて、理想の夏のボーナスについて聞くと、「50~99万円」が最多の「41.4%」となった。理想金額の平均は55.7万円で、実際の支給額の平均30.0万円とは25.7万円のギャップがある。

(女の転職typeの作成)
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   夏のボーナスの使い道はどうだろうか。2022年も2023年と変わらずに、1位は「貯金」(2023年:64.8%)、2位は「旅行・レジャー」(2023年:26.7%)、3位は「ファッション・美容」(23.3%)という結果になった。

   2022年の結果と比較すると、ボーナスをもらった人の中で、「貯金」が17.1ポイントの上昇、「投資」が10.5ポイントの上昇だ。お金を消費するだけでなく、蓄え増やすことへの興味関心が高まっている傾向があるようだ。

   これに関して、調査元では「『ファッション・美容』についても8.4%上がっており、新型コロナウイルス感染症が5類になったことで、外出機会が増えたり、マスクを外す機会が増えたことの影響が見られる結果となりました」と指摘している。

   調査の総括として、「女の転職type」編集長の小林佳代子氏は、以下のように指摘している。

「2023年の夏のボーナスの平均は30.0万円と前年より微増しましたが、満足度については満足11.1%、不満足62.5%と大きなギャップがありました。
ボーナスの使い道では『貯金』を選ぶ人が64.8%と、『女の転職type』が過去4回ボーナスに関する調査をした中で最も高い数値となり、貯蓄への関心の高さがうかがえます。
今回の調査でも年代別のボーナス額の平均を見てみたところ、20代28.0万、30代32.0万、40代は31.4万と、年齢が上がってもほぼ横ばいであることが分かりました」
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