「気温が30度を超えると...」今夏もアイス好調! 販売額3年連続で過去最高を更新、市場規模が拡大中...温暖化の影響も?

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近年は「冬アイス」も定着 魅力的な多種多彩な商品、単価の高いアイス開発進む

   アイスの販売額はこの20年で増加傾向にある。

   日本アイスクリーム協会によれば、2022年の販売額は前年比5.2%増の5534億円と3年連続で過去最高を更新した。20年前の2003年(3322億円)の約1.7倍にも膨らみ、人口減少の中でも成長市場になっている。

   思えば、かつてアイスは夏の嗜好品という存在だった。

   しかし近年は、冬にこたつの中で楽しめる「冬アイス」と呼ばれる新たなジャンルが登場し、広く定着した。アイスはいまや、年間を通して消費される食品になっており、市場規模の拡大につながっている。

   さらに「気温が高まっていることも影響しているのではないか」(業界関係者)との見方もある。アイスクリーム協会によれば、日本の平均気温は長期的には100年当たり1.3度の割合で上昇しているといい、特に1990年代以降は高温となる年が多くなっている。これがアイスの消費を増やしている可能性もある。

   こうしてアイスを求める人が増える中、メーカー各社は多種多彩な商品や高級感のある単価の高いアイスなどを開発。消費者をつなぎとめるための工夫がさらに需要を高めているようだ。(ジャーナリスト 済田経夫)

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