入院・手術代ってどれくらいかかるのか?
入院や手術代について保険会社の資料などで目にしても、一般的には身近ではないかなとも思います。「20?30万円かかる」「1日入院すると2万円」などと書いてあるのを見ると、すごく高そうなイメージもありますよね。
そこで、実際2週間の手術・入院をした知り合いがいたので、詳細を聞いてみました。どれだけ費用がかかるか心配だったそうですが、思ったよりも負担が少なく助かったと言っていました。
知り合いの例で解説します。
◆月額30万円の収入で、手術と入院費用が100万円だった場合
・手術と入院費用にも健康保険が適用される
手術と入院費用が100万円だったら3割負担で、医療費は30万円となります。
・高額療養費制度がある
高額療養費制度とは、1か月の医療費が一定の額を超えてしまった場合、超えた分が戻ってくる制度です。
収入によって戻ってくる額は変わりますが、月額30万円の場合、自己負担限度額が約9万円になります。つまり、約21万円が戻ってくるということです。
健康保険を払っているからこそ使える制度ですが、100万円が9万円になるとはびっくりですよね。もし入院をする場合も、この情報を知っておくことでお金の不安は軽減されそうです。詳しくは、窓口の健康保険組合や協会けんぽに聞いてみましょう。
・限度額適用認定証
高額療養費制度が使えるとしても、先に30万円の支払いが発生します。「支払いが厳しいよ」という方は、先に「限度額適用認定証」を発行してもらうと、窓口での支払いが自己負担限度額で済みます。
困った時は一人で悩まずに、健康保険組合などの窓口や病院に相談です。