企画書の見栄えよりも、営業量!
売れている営業マンや、成功している社長が特別なことをしているのだろう、と考える人は多い。しかし、それは間違いである。私は某外資系コンサルティング会社に勤務していたことがある。世界50か国で展開しているグローバルなネットワークに特徴があった。
自分語りをさせていただくと、私はその会社で毎年、トップコンサルタントとして表彰されていた。ある年度では世界1位になったこともある。日本がヘッドオフィスであるから日本で1位=世界1位になるわけだが、特別なことをしたわけではない。ほとんどのコンサルタントは前年度実績をベースに見込みを立てていた。私は新規開拓のみで世界1位になっていた。
成果に乏しいコンサルタントは、仕事のクオリティを口にする。企画書の見栄えがどうたらとか、トークがチャーミングだとか......。そんなことよりも私は、営業量を主張した。そして実際に私は、当時は所属する平均的コンサルタントの2倍以上の圧倒的な量を誇っていたのである。ただしその分、精神的肉体的にも疲弊することも多かったわけだが......。