「少しでもお金が増えたら...」と考えている人は19.6%
さらに、「FIREを達成するため」と答えた人は、
「早期リタイアあるいはセミリタイアをするための資金として1億円貯めたい」(29歳、女性)
「45歳までに、資産6000万円を達成し、サイドFIRE出来るようにしたい」(36歳、男性)
「年間配当1000万円」(38歳、男性)
「会社に縛られずに自由に生きていくため」(29歳、男性)
「労働からの解放」(29歳、女性)
――といった具合。このほかに、「億り人になる」「億万長者」と答えた人も30件ほどあった。
また、「奨学金返済」「(パートナーとの)同棲のための資金調達」「結婚式で妥協しないでいいくらい貯める」などの、この年代特有の回答もみられた。
その一方で、「株式投資によって実現したい目標」について「特にない」や「わからない」という回答も19.6%にのぼった。なにか具体的な目標のためではなく、「少しでもお金が増えたら......」という思いで株式投資に取り組んでいる人も多いようだ。
調査したトレジャープロモートは、
「Z世代に、株式投資に取り組む理由を聞いた結果を踏まえると、『日常の中で自分の自由になるお金を増やしたい』と願っている人が多いのかもしれません」
とみている。
株式投資にはさまざまな投資スタイルがあり、自身の目的や目標に適ったものを選ぶことができる。株式投資を行うZ世代は、NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)などといった「長期投資」と、金融スキルを身につけてリスクを把握して取り組む「短期トレード」とを、うまく使い分けているのかもしれない。
なお、調査は事前調査「株式投資への取り組み調査_2023年春」(対象:20~70代の男女2923人)で「株式投資に取り組んでいる」と答えた全国の20代、30代の男女800人を対象に、2023年6月23日にインターネットで実施した。