【2024年卒就活生】「入社決める前に、配属先の確約を望む」8割、「実際に配属先確定した」3割...企業側も「配属ガチャ」で悩む学生を救ってほしい

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入社して何をやりたいかより、どの場所で、どのポジションで働くか

   その配属先が確定した(する)時期を聞いた結果が【図表3】だ。これを見ると、入社を決めた後に、「まだ配属先は確定していないが、入社後に確定する予定」(27.7%)が最も高く、「配属先がいつ決まるかわからない」(24.7%)が2番目に高かった。学生の希望とは裏腹に、企業側が厳しい現実を突きつけたかたちだ。

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(図表3)配属先が確定した(する)時期(リクルート就職みらい研究所の調査)

   そのことは、就職先を決める前に、配属先が「確約されているほうがよい」と答えた学生でも、現実に「入社を決める前に確定していた」学生は約4割(40.8%)だったことでもわかる【図表3】。

   ところで、配属先について確約してほしい内容とは何なのだろうか。重要視する内容を聞くと(複数回答可)、「職種」(営業職や研究開発職など仕事の種類)と「勤務地」(本社など働く場所の住所)、「勤務エリア」(関東、中部、近畿など働く場所の地域)の割合が約60%と高かった。

   次に、「部門」(研究本部やシステム部門、医療機器事業部、ITサービス事業部など)、「仕事内容」(何をどのように売るか、何をどのように作るかなど具体的な仕事の中身)が約40%で続いた【図表4】。

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(図表4)配属先について確約してほしい内容(リクルート就職みらい研究所の調査)

   どちらかというと、入社して具体的に何をやりたいかよりも、どの場所で、どういうポジションで働きたいかを重視していることが伝わってくる。

   そのことは、最後に「志望先企業を選ぶときに重視した条件」を聞いた結果(複数回答可)で、うかがうことができる【図表5】。これを見ると、「勤務地」(69.6%)で最も高く、次いで「業種」(68.0%)、「職種」(67.0%)と続く。

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(図表5)志望先企業を選ぶときに重視した条件(リクルート就職みらい研究所の調査)
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