社長が全従業員に送った言い訳がましいLINEメッセージ...謝罪コメントを出す事態に
7月25日、ようやく記者会見を開いた兼重社長は、「経営のトップとしての私の責任だと極めて重く受け止めている」と述べ、26日付で社長を辞任、長男の宏一副社長も辞任し、父子が今後、経営に関与しないと明言した。後任社長には和泉伸二専務が就任する。
「メディアは(中略)世間の関心を集めるために、会社全体の組織ぐるみだと決めつけて報道しています」。兼重社長は数日前、全従業員にLINEでこんな言い訳がましいメッセージを送ったが、すぐにメディア側にばれて、謝罪コメントを出す事態に追い込まれていた。
こうした反省のない姿勢が事態を悪化させ、非難の声が一段と高まっていた。
会見で、記者会見がこのタイミングまで開かれなかったことを問われると、兼重氏は「わたしの認識の甘さが原因だった。いま思うと、はやく開けばよかったなと。ほんと世の中を騒がせてしまったなと反省している」と反省の弁を述べたが、時すでに遅しの趣だ。