多くのサービスを1つのアプリで使える話題の「スーパーアプリ」 日本で「知っている人」4人に1人、「使いたい人」4割...そのポテンシャルとは?

毎日使うアプリのトップ3位「SNS」「ニュース」「天気」

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スーパーアプリを操作(写真はイメージ)

   さて、スーパーアプリの特徴にミニアプリの集合体という機能があげられるが、みんな毎日利用しているアプリはどのくらいあるのだろうか。

   スマホで毎日利用しているアプリの個数を聞くと、「10個以上」と答えた人は22.2%、「7個」~「9個」が合わせて6.9%、「4個」~「6個」が30.9%、「1個」~「3個」が34.1%と、「7個以上」を毎日使っている人が約3割(29.1%)に達した【図表5】。

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(図表5)毎日利用しているアプリの個数(MMD研究所の調査)

   これだけの個数のアプリが、統合されていれば、たしかに便利かもしれない。では、普段利用しているアプリや、アプリ内機能の種類は何が多いのだろうか。

   【図表6】のランキングがその結果だが、毎日利用している上位を見ると、「SNS」「ニュース」「天気」「ポイント管理・運用」「ゲーム」などが並ぶ。上位3つは、毎日のチェックが欠かせないものだ。

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(図表6)普段利用しているアプリ・アプリ内機能(MMD研究所の調査)

   一方、週1回程度は利用するランキングを見ると、「キャッシュレス決済」「ショッピング」「天気」「クーポン」「クレジットカード管理」など、「おカネ」関連が上位に入ってくる。

   定期的な「おカネ」のチェックも重要だ。そして、週1回程度は利用するランキングを見ると、「グルメ」」「美容」「旅行」などのレジャー関連が上位に入ってくる【再び図表6】。

   このように、アプリを短期や中長期の時間軸で使い分けていることがわかる。それを、1つに統合する「スーパーアプリ」の普及は、わたしたちの生活をどう変えていくのだろうか。

   調査は2023年6月29日~30日、全国の15歳~69歳の男女7000人にインタネットを通じてアンケートを行なった。(福田和郎)

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