迷信?それとも習わし? あなたはふだんから「六曜」を気にしていますか?

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「もうそんな時代じゃない」

   調査では、「あなたはお通夜や葬儀を行う際、『友引』を避けますか」(n=1000)との問いに、68.2%と7割近くの人が「友引を避ける」と答えた。「避けない」と答えた人は31.8%だった。 お通夜や葬儀を行う際に「友引を避ける」と答えた人に、その理由を聞くと、

「その日は良くない日と聞いたから」(20代女性)
「友引に葬儀を行なうと、また別の葬儀が続くと言われていて縁起が悪いから」(50代女性)
「日本人独自の信仰観念だから」(40代男性)
「自分はこだわりはないが、人によってはこだわる人もいると思うから」(50代男性)

   など、「昔からの風習」や「世間体」などを気にしている人が多いようすがうかがえる。

   その一方で、「友引を避けない」と答えた人の理由は、

「迷信だと思うから」(20代男性)
「祝い事でしか六曜を気にしたことがない」(30代女性)
「初めて知った。今まで知らなかった」(40代男性)
「もうそんな時代じゃない」(30代女性)

   といった、そもそも気にしていない人や「時代錯誤」などをあげる人が多かった。

   また、「あなたは結婚式や入籍など、祝い事の際に『大安』や『仏滅』など、六曜を気にしますか?」(n=1000)と聞いたところ、59.3%と6割近くの人が「気にしている」と答えたことがわかった。「気にしない」という人は40.7%だった。

   「気にしている」と答えた人に、その理由を聞くと、

「縁起が良いと言われてきたのであれば、多分良い日なのだろうという気軽な感じ」(50代女性)
「大安におめでたいことをしたほうが、気分的にもいいから」(40代男性)
「心の持ちようだと思うが、自分は大安や仏滅などの暦は気にするから」(40代男性)
「お祝い事は大安に合わせたい」(20代女性)
「たぶんなにもないとは思うが、避けられるならそれに越したことはないと思うから」(50代男性)

   など、せっかくなら「縁起のいい日」に合わせることで、気持ちよく、イメージよく物事を進めたいという思いが汲み取れた。

   なかには、「迷信には理由があると思うから」(40代女性)という声もあった。

   その一方で、「気にしていない」と答えた人の理由は、

「カレンダーにも書いてあるけど大して気にならないから」(20代女性)
「費用など総合的に判断して」(50代男性)
「それらに合わせたところで、何が変わるわけでもないので」(50代男性)
「ある程度は気にするが、気にしすぎるといろいろな予定とあわない気がするから」(40代女性)

   と、「何か変わるわけではない」ことや「予定と合わせづらい」といった理由をあげている。

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