オレンジ果樹園が発祥だった!? リップルの証券性を占った「ハウイテスト」とは何か?【仮想通貨通信vol.15 前編】

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そもそも「有価証券」って何?

   リップルとSEC両者の主張を理解するには「有価証券」の定義を知ることが重要です。結局のところ、SECとリップルの争点は「有価証券に該当するか否か」だからです。

   なぜそこにこだわるかと言うと、有価証券に該当するか否かで、受ける規制・販売に際しての自由度などが大きく異なるからです。

   もし仮に、とある商品が有価証券にあたるのであれば、証券法の規制を受けて、米国証券取引委員会(SEC)が管轄することとなります。一方で仮に、有価証券だと認められず、「コモディティ」に該当するのであれば、米商品先物取引委員会(CFTC)が管轄することとなります。

   管轄官庁の縄張り争い的な性質も強く、一概にどちらがいいと単純にいうことは難しいところがあります。しかし、これまでの推移を見ていると、CFTCのほうが仮想通貨に対して好意的な姿勢を見せており、証券ではなくコモディティとしての立ち位置を確立したほうがよいのでは、といわれています。

   さて、この「証券なのかそうではないのか」を決めるのは、どのような指標にもとづいて決定されるのでしょうか。

   もちろん最終的には、今回のリップルのように裁判において判断を仰ぐこととなるのですが、その商品が証券か否かを判断する指標として、「Howey Test(ハウイテスト)」と呼ばれるものがあります。

   この「ハウイテスト」とは何か――。<オレンジ果樹園が発祥だった!? リップルの証券性を占った「ハウイテスト」とは何か?【仮想通貨通信vol.15 後編】>では、「ハウイテスト」の発祥と、具体的な方法について学んでいきましょう。(ブロックスタ)

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