ミドルITエンジニアの転職理由「キャリアアップが望めなかった」48.5% 優秀なエンジニアを採用する秘訣は?

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   ITコンサルやフリーランスエンジニアの紹介など、IT企業支援を行うTWOSTONE&Sonsの子会社であるBranding Engineer(東京都渋谷区)は2023年7月13日に、経験年数3~10年程度のミドルITエンジニア101人を対象に、「ミドルITエンジニアの転職に関する実態調査」を実施した。

   調査によると、ミドルのITエンジニアの転職理由は「キャリアアップが望めなかった」が48.5%、「スキルアップ(技術力・開発力などの向上)が望めなかったから」が44.6%と上位を占めた。

   一方で、長く在籍した企業の特長をみてみると、「経験や知識を存分に活かせる、会得できる」(37.6%)、「やりたい業務に挑戦できる」(36.6%)、「自分の成長軸にマッチしている」(31.7%)となり、同社では「優秀なエンジニアの採用を望むIT企業にとっては、エンジニアが求めるキャリア設計に沿った環境や機会を用意することが必要」と指摘している。

  • ミドルITエンジニアの理想の職場とは?(写真はイメージです)
    ミドルITエンジニアの理想の職場とは?(写真はイメージです)
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ミドルエンジニアの長く在籍した職場の特長「経験や知識を活かせる」37.6%、「やりたい業務に挑戦できる」36.6%

   この調査は2023年5月26日から27日にかけて、IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー」の企画によるインターネット調査を行ったものだ。対象は、複数回の転職経験があるITミドルエンジニア(経験年数3~10年程度)で有効回答は101人となった。

(Branding Engineerの作成)
(Branding Engineerの作成)

   はじめに、これまで勤めていた会社から転職を考えるきっかや決め手になった理由を聞いた。最多になったのは「キャリアアップが望めなかったから」で「48.5%」、次いで「スキルアップ(技術力・開発力などの向上)が望めなかったから」が「44.6%」、「企業風土とのミスマッチが生じたから」は「36.6%」、「職場環境が悪かったから」は「35.6%」、「評価制度への不満があったから」は「29.7%」という結果になった。

   自らのキャリアやスキルアップ、企業風土とのミスマッチがミドルの転職にはあるようだ。

(Branding Engineerの作成)
(Branding Engineerの作成)

   2つ目の質問では、転職先選びで重視したポイントを聞いた。最多となった条件は「確実なキャリアアップ」で「52.5%」、次いで「職場環境の整備」が「38.6%」、「福利厚生の充実」は「34.7%」、「企業風土とのマッチング」は「32.7%」、「携わる業務の幅広さ」が「29.7%」となった。

(Branding Engineerの作成)
(Branding Engineerの作成)

   続いて、最も長く勤務した、もしくは勤務している期間について質問した。最多は「5年以上」で「36.6%」、次点が「3年~4年未満」で「22.8%」、つづいて「4年~5年未満」で「19.8%」、「2年~3年未満」は「14.9%」となった。

(Branding Engineerの作成)
(Branding Engineerの作成)

   あわせて、最も長く勤務した企業の特徴についても質問した。それによると、「経験や知識を存分に活かせる、会得できる」が「37.6%」、「やりたい業務に挑戦できる」は「36.6%」、「自分の成長軸にマッチしている」は「31.7%」、「企業風土や経営理念に共感できる」は「26.7%」、「組織内の風通しが良い」は同率で「26.7%」となっている。自分の能力と会社の求めるポジションのマッチングが重要なポイントのようだ。

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