マイナ問題、個人情報保護委がデジタル庁立ち入り! メンツつぶれた岸田首相と河野大臣...ネットで賛否「徹底調査に期待」「身内同士のパフォーマンス?」

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マイナ先進国は、安全性にたっぷり時間をかけて進めた

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マイナンバーカードと健康保険証(架空、写真はイメージ)

   今回の個人情報保護委員会の立ち入り検査について、ヤフーニュースコメント欄では、さまざまな意見が寄せられている。

   たとえば、法政大学大学院の白鳥浩教授(現代政治分析)は、

「個人情報保護委員会が、デジタル庁に立ち入り調査に入った。このことからマイナンバーカードの問題の深刻さが、理解できるだろう。単なる人為的なミスや、システムの問題だと矮小化してはならない。むしろ、こうした問題が起こった場合のフェイルセーフ(装置やシステムは必ず壊れることを前提に、常に安全性を準備・確保して開発すること)の発想が、個人情報という重大なものを扱う、政策の制度設計に欠如しているということが最大の問題だろう。
これまで報告されてきた問題は、まったく予想すらできないものであったのだろうか? そうではないだろう。デジタル庁は責任を取る必要があるだろう」

   と、デジタル庁を厳しく批判した。

   同欄では、一般の人々からも「突貫工事」でマイナンバー制度を進める政府の拙速さへの批判が相次いだ。

「マイナトラブルはこれからも多数が明るみになるし、返納はこれからもどんどん増えるでしょう。当方のようにまだ申請をしていない人は、これからも申請を控えるでしょう。こういう欠陥だらけの使い物にならない国のシステムに追従する必要はありません。むしろ、安全安心が担保できるまで関わらないほうがよいと思います」
「マイナンバーカードなど成功している国はある。フィンランド。1960年代にデジタル化始動し、そこから60年かけて世界的に高いデジタル水準にしたうえで、国民が不安なく利便性を模索しながら、出生と同時に交付され、現在世界で最も幸せな国と称される。
スウェーデン。福祉政策を無料化したうえで、医療についても国民が複数回違う病院に受診しても、すべての医療施設が情報共有し、質の高い形で運用。
エストニア。サイバー先進国として、いつ誰がどのようになど、その利用に対するセキュリティーを万全にしたうえで運用し、国民の利便性を重要視した形としている。
日本と圧倒的に違うのは、時間をかけて、さらにセキュリティーを重要視したうえで、国民に不安や問題とならないように進めている点。現政権は国民の不安度外視なのが一番問題だ」
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