上場果たした異色のAI企業、グリッド社員の平均給与はいくら? 気になる業績や株価の推移もチェック!【よくわかる企業分析】

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主な顧客は三井物産と四国電力

   2023年7月7日に上場したグリッドの株価は、上場2日目に公開価格2140円の約3倍となる6400円の初値を付けました。その後は緩やかな右肩下がりのカーブを描き、7月11日以降は5000円前後で推移しています。

   最近さまざまなAI企業が登場するなかで、グリッドはAI技術を用いた「計画最適化」の領域で事業を行っている異色の企業です。2017年に三井物産、伊藤忠商事、丸紅と資本業務提携を行い、2021年6月期の主な顧客は三井物産が1.22億円、四国電力が1.07億円となっています。

   なお、事業等のリスクのひとつに「競合について」があげられており(発生可能性:中、影響度:中)、参入障壁が高いと認識している一方で、将来の成長が期待される市場であるため、国内外の事業者が「社会インフラ分野に特化した計画最適化システムの開発」に参入してくる可能性があるとしています。(こたつ経営研究所)

こたつ経営研究会
こたつ経営研究会
有価証券報告書や決算説明書などの公開情報を分析し、会社の内情に思いをめぐらすニューノーマルな引きこもり。昼間は在宅勤務のサラリーマンをしながらデイトレード、夜はネットゲームをしたりこたつ記事を書いたりしている。好きなピアニストはグレン・グールド。嫌いな言葉は「スクープは足で稼げ」。
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