いま、多彩な自販機が話題に ドライブの休憩にどうですか?【3:遠出した時、気になった編】

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過疎のまちで唯一の自動販売所オープン! 地域の利便性向上&観光客への特産品アピール!

ARVO24H STOREでは北海道のとれたて生乳が堪能できる(写真はイメージです)
ARVO24H STOREでは北海道のとれたて生乳が堪能できる(写真はイメージです)

   さらに、地域課題解決に自販機を活用するまちがある。

   北海道紋別郡湧別町の計呂地地区。この地域は、人口減少の影響で歩いて買い物に行く商店がない過疎の状態だった。買い物に行くにも湧別町街区や佐呂間町街区の車で15分ほど運転しなければならず、車を持たない高齢者や子どもには不便な場所となっていた。

   そこで住民の利便性向上のため、湧別町と大規模ファームの中谷牧場が協力して、24時間営業の無人販売所「ARVO 24H STORE」を2023年5月にオープンした。

   ここでは、中谷牧場の新鮮なジャージー牛の生乳や6次産業化で作られたデザート、生活に必要な日用品、からあげなどの軽食、パン、インスタント食品などが並んでいる。

   出店を支援した湧別町役場の職員は

「商店のない計呂地地区の住民の皆さんの利便性向上が一番の目的。しかし、サロマ湖のほとりの交通公園の近くにあるので、観光で来て休憩する方にも湧別で作った特産品を楽しんでいただければ」

   と話してくれた。

   3回にわたってお届けしたように、インスタント食品やデザート、アート作品、お土産など、これまで思いつかなかった新商品が生まれている。進化の止まらない無人販売の業界に、今後も注目したい。

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